【当事者の声】股関節手術後、デイサービスでリハビリに励む沖里美さん|P-BASE高橋店

みなさんこんにちは、リハノワのかわむーです!

今回は、愛知県豊田市のショッピングモール内にあるリハビリデイサービス「P-BASE高橋店」さんにお邪魔し、リハビリに励まれている沖 里美さんにお話を伺いました。

本記事では、沖さんの現在のリハビリの目標や実際のリハビリについて紹介します。

※ リハビリデイサービス「P-BASE高橋店」の記事はこちら

沖 里美さんの歩み

沖 里美さん(70歳代)
愛知県豊田市出身。50歳代で左膝の手術を行った後、17年間はリハビリ目的でプールに通っていた。2021年および2022年に股関節の手術(人工股関節置換術)を片側ずつ行い、ケアマネジャーに勧められたことをきっかけに約1年前からリハビリデイサービスP-BASE高橋店へ通所している。現在は週1回通所し、身体機能の改善プログラムに取り組んでいる。

実際のリハビリ

かわむー
かわむー

沖さんは、現在デイサービスではどのようなリハビリに取り組まれているのでしょうか?


沖さん
沖さん

私は、施設内のリハビリ器具を使って3時間みっちりと運動しています。メニューは、デイサービスの理学療法士の方が、私の身体の状態にあったものを作成してくれます。

現在は、以下の6つのリハビリメニューに取り組んでいます。

1) レッドコード(立位)
2) レッドコード(座位)
3) セラバンド体操
4) 立位での殿筋群トレーニング
5) 肩の運動
6) バランスボールで体幹トレーニング

1つの運動を15分間実施したら、10分間の休憩があります。このサイクルを6セット行います。


ストレッチと体操を組み合わせたような運動ができる「レッドコード」。座って行う運動と立って行う運動をそれぞれ15分ずつ実施する。
セラバンドやバランスボールを使用した筋力・バランストレーニングにも取り組んでいる。

仲間の存在に支えられ

かわむー
かわむー

難易度の高そうなトレーニングメニューがたくさんありますが、取材時にはどの運動も楽しそうに取り組んでいる姿が印象的でした。

沖さんが、現在リハビリの目標としていることは何でしょうか。また、原動力となっていることもあれば教えてください。


沖さん
沖さん

近所のスーパーに、ひとりで買い物をしに行けるようになることですね。

歩くだけだとだいぶ良くなってきたのですが、買い物をすると帰りにたくさん荷物が増えるので、それをもって移動するのはまだ難しいんです。

リハビリの原動力は、ここに通ってこられている方々の存在です。ここでは「チームで取り組んでいる」という感覚が強くあります。同じようにリハビリに取り組んでいる人ばかりなので、お互いに励まし合いながらリハビリを頑張れるのが、とても居心地がよいなと感じます。

私は長年プールに通っていましたが、そこには当然、健常者の方が多くいらっしゃるので、「なぜ自分だけこんなにできないのだろうか」と自己嫌悪にも陥ることもありました。ここだと同じような境遇の方もいて、なんだか頑張れる気がするんです。


どんどん広がる可能性

かわむー
かわむー

P-BASE高橋店は、ショッピングモール内にあることを活かして「買い物リハビリ」もできるそうなので、いつかチャレンジできると良いですね。休憩時間などに他の利用者さんと笑顔で会話をする姿をみて、楽しそうなのが伝わってきました。

リハビリを続けてきたことでできるようになったこと、選択肢が広がったことなどはありますか?


沖さん
沖さん

前まで、杖がないと家の周りを歩くことができなかったのですが、最近は、近い距離であれば10分程度は歩けるようになりました。ここに通い始めて、杖をなくせたんです。

それまでは不安が強くなかなか杖を手放せなかったのですが、ここで自信をつけることができました。



かわむー
かわむー

沖さんがこれまでリハビリを続けてきた中で、辛いと感じたことはありましたか?また、嬉しかったことややりがいを感じた瞬間もあれば教えてください。


沖さん
沖さん

リハビリは無理なくすすめているので、そんなに辛さを感じることはありません。みなさんとても親切なので、自分のペースで続けています。

家だとなかなかリハビリを続けることが難しいのですが、ここに来るとみんながいて自然とやる気が出てきます。リハビリに来る前は「膝が痛い」と思うこともありますが、帰るときには不思議と症状が軽くなっています。

身体が良くなっていると実感できる時と、仲間とともにリハビリをすすめていると実感できる時にやりがいを感じます。


メッセージ

かわむー
かわむー

最後に、リハビリを始めた頃のご自身へメッセージがあればお願いします。


沖さん
沖さん

実は、ケアマネさんが熱心に勧めてくれたので通うことを決意したものの、最初はすぐに辞めようと考えていました。17年間プールに通っていたので、そっちに戻ろうと思っていたのです。

しかし、実際に通い始めるとその気持はすぐになくなりました。

「リハビリをしている本人しか分からない共通の想いや言語を持って、お互いに支え合いながら仲間とともにリハビリできるのはとっても良いよ。運動を頑張りつつも、休憩などには是非コミュニケーションをたくさん図って友達を増やしてください」

と伝えたいです。


かわむー
かわむー

P-BASEはとても活気があり自然と元気が出てくるようなパワフルな場所ですよね。一方で、通ってこられる皆さんとお話しやすい雰囲気もあるので、素敵なコミュニティだなと感じます。

いつか買い物袋を持って元気に歩けるようになるといいですね。明確な目標をもって一生懸命リハビリに取り組まれている沖さんを、リハノワはこれからも応援しております。

本日は、貴重な声をお聞かせいただきありがとうございました。



かわむー
かわむー

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撮影:ひろし


以上、今回は愛知県豊田市のデイサービス「P-BASE高橋店」でリハビリに励まれている沖 里美さんにお話を伺いました。

一人でも多くの方に、沖さんの素敵な想いと魅力がお届けできれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後ともリハノワをよろしくお願いいたします!


かわむーでした。


この取材は、ご本人および施設から同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

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