【当事者の声】股関節近位部骨折の術後、デイサービスでリハビリに励む岡田かず子さん|P-BASE高橋店

みなさんこんにちは、リハノワのかわむーです!

今回は、愛知県豊田市のショッピングモール内にあるリハビリデイサービス「P-BASE高橋店」さんにお邪魔し、リハビリに励まれている岡田かず子さんにお話を伺いました。

本記事では、岡田さんの現在のリハビリの目標や実際のリハビリについてご紹介します。

※ リハビリデイサービス「P-BASE高橋店」の記事はこちら

岡田かず子さんの歩み

岡田かず子さん(80歳代)
兵庫県出身。3年程前に左大腿骨近位部を骨折し、手術とリハビリ加療を経て退院。その後、デイサービスP-BASE高橋店への通所を開始する。通い慣れてきた頃、転倒により右大腿骨近位部を骨折し、再び入院。手術とリハビリ加療を経て、退院後よりP-BASEでのリハビリを再開した。現在は、移動は主に歩行器を使用し、週に2回デイサービスでのリハビリに取り組んでいる。

実際のリハビリ

かわむー
かわむー

岡田さんは、現在デイサービスではどのようなリハビリに取り組まれているのでしょうか?


岡田さん
岡田さん

私が通っているデイサービスP-BASE高橋店は、ショッピングモールの中にあります。その特性を活かして、リハビリの一環として買い物もできる「買い物コース」と3時間みっちりと運動する「運動コース」があります。

私は、運動コースを選択しており、以下の6つのリハビリメニューに取り組んでいます。

1) レッドコード(1回目)
2) トレッドミルでの歩行練習
3) バランス練習
4) 体幹の筋力練習
5) バランス練習
6) レッドコード(2回目)

1つの運動を15分間実施したら10分間休憩し、これを6セット行います。リハビリメニューは、理学療法士の方が個別に作ってくれます。


ストレッチと体操を組み合わせたような運動ができる「レッドコード」。この運動を行うことで、歩くときの足を出す感覚を思い出すことができたそうです。
バランスボードなどのグッズを使用して、体幹の機能練習やバランス練習を行います。
休憩中にも、他の方が取り組む集団体操に合わせて運動をしている岡田さん。

人との繋がりが原動力に

かわむー
かわむー

スムーズに動けるようになることに特化したメニューに取り組んでいらっしゃるのですね。休憩さえも無駄にしないストイックな姿勢に脱帽です。

岡田さんが、現在リハビリの目標としていることは何でしょうか。また、原動力となっていることもあれば教えてください。


岡田さん
岡田さん

上手に歩けるようになったら、また旅行したいですね。ここ2、3年は骨折での入院が続いてなかなか出かけることができなかったので、私の生まれ故郷にある城崎温泉にでもゆっくりと行きたいです。

その日を目標に、まだまだ右足の上がりが悪いので、タンパク質をしっかりと摂りながら筋肉をつけて、リハビリに励みたいと思います。

原動力は、支えてくれる仲間やスタッフの方の存在です。家にいたら誰とも話せないけど、ここに来たらたくさんお話しながら交流できます。

ここに来ることが、今の私の一番の楽しみです。


かわむー
かわむー

仲間や支えてくれる人がいるからこそ、モチベーションを維持しながらリハビリも頑張れているのですね。デイサービスに通うのが本当に楽しいのだということが、岡田さんの声のトーンから伝わってきました。

途中、再入院もあったかとは思いますが、岡田さんがP-BASEに通いはじめて約2年半。リハビリを続けてきたことでできるようになったこと、選択肢が広がったことなどはありますか?


岡田さん
岡田さん

少しずつではありますが、確実に歩けるようになっています。

また、家では一人なので、ご飯の準備なども全て自分で行います。やりたくなくてもそうは言ってられません。最近では体力がついてきたことで、少しずつできる範囲も広がってきています。

料理をする時は、P-BASEで購入した可愛いエプロン(利用者さんの作品)をつけて、やる気を出して頑張っています。

大切な居場所

かわむー
かわむー

岡田さんがこれまでリハビリを続けてきた中で、辛いと感じたことはありましたか?また、嬉しかったことややりがいを感じた瞬間もあったら教えてください。


岡田さん
岡田さん

手術をした直後は思うように動けないことで大変なことはありましたが、P-BASEに通うようになった今は得にありません。

嬉しかったのは、私の絵の作品をデイサービス内に飾ってもらったことです。

趣味で水墨画をしているのですが、定期的に作品を飾ってもらっています。先日までは条幅の作品を飾ってもらっていました。

私の絵を気に入った方が「ほしい!」と言ってくださったこともありました。とても嬉しかったですね。


取材時に飾られていた岡田さんの作品


かわむー
かわむー

P-BASEではそのような取り組みもしているのですね。作品を披露できる場があると、趣味活動にも一段とやる気がでるのではないでしょうか。

取材時にもちょうど岡田さんが描かれた菖蒲の作品が飾られていましたが、とてもお上手でした。岡田さんの素敵な水墨画を楽しみにしている人のためにも、これからも描き続けてもらえると嬉しいです。

メッセージ

かわむー
かわむー

最後に、リハビリを始めた頃のご自身へメッセージがあればお願いします。


岡田さん
岡田さん

リハビリを始めて間もない頃は、身体は思うように動かないし、周りに知り合いもいなくて寂しい思いをしていました。

だから、「安心してリハビリを頑張って欲しい。すぐに、みなさんと話せるようになって、友達も増えて、楽しめるようになります。2年たった今では、P-BASEが、私の1番大好きな場所になっています。毎回、とても豊かな時間を過ごせているよ」

と伝えてあげたいです。


かわむー
かわむー

人との繋がりを原動力としながら日々のリハビリに励まれている岡田さん。時折、力強く語られる熱い想いに、たくさんのパワーをいただきました。

目標の旅行にいける日もそう遠くないと確信しました。またお会いできる機会があれば、「旅行できたよ」という報告を聞けると嬉しいです。

リハノワはこれからも、明るく前向きにリハビリに励まれる岡田さんを心から応援しております。

本日は、貴重な声をお聞かせいただきありがとうございました。



かわむー
かわむー

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撮影:ひろし


以上、今回は愛知県豊田市のデイサービス「P-BASE高橋店」でリハビリに励まれている岡田かず子さんにお話を伺いました。

一人でも多くの方に、岡田さんの素敵な想いと魅力がお届けできれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後ともリハノワをよろしくお願いいたします!


かわむーでした。


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