みなさんこんにちは、リハノワのかわむーです!
本日は、埼玉県坂戸市にある「デイサービスmoi」さんをご紹介します。
moiさんは、山口真さんが代表を務めるデイサービスで、坂戸駅からまっすぐ伸びた大通りに面する建物の1階にあります。通りから思わず覗き込みたくなるような素敵な空間が特徴的です。
実際に施設内を見学させていただいたり、代表・山口さんや利用者さんの声をお聞かせいただいたので、写真を交えながらその魅力をお伝えしていきたいと思います。
(moiさんの建築についてまとめた記事はこちら)
施設の概要
■ 運営会社
株式会社3’s peace
■ 代表
山口 真(やまぐち まこと)さん
■ 設立・開所
設立:2021年3月
開所:2021年12月
■ 営業時間
8:00~17:00(日曜休み)
(2021年11月より水曜日が開所)■ スタッフ
看護師:3名
介護職員:12名
カフェ店員:1名
■ 施設の利用者
利用定員:30名/日
総利用者数:80名
介護度:1.8
認知症:4割程度
(2021年10月現在)
■ 利用料金
介護度により変動あり
送迎:1km 50円
食事:朝食350円、昼食700円、夕食550円■所在地
〒350-0233
埼玉県坂戸市南町6-1
電話:049-299-6612
FAX:049-299-6614■ アクセス
東武東上線 坂戸駅 南口から徒歩約5分
代表・山口真さん
■ プロフィール
山口真(やまぐち・まこと)さん
1986年7月21日生まれ/京都市出身
奈良の高校を卒業後、介護福祉士国家試験に合格し埼玉県にある聴覚障害者向けの特別養護老人ホームで勤務。その後、特別養護老人ホーム、デイサービス、サービス付き高齢者住宅や小規模多機能居宅介護施設などでの勤務を経て、2017年に一般社団法人シンビオージを設立し代表理事に就任し、デイサービスを運営。2019年に株式会社Restoryを設立。取締役として看護小規模多機能型居宅介護施設を運営。2020年3月に株式会社3’s peaceを設立し、代表取締役に就任。同12月にデイサービスmoiをオープンする。
デイサービスmoiさんの施設の特色や、運営する中で山口さんが大切にされている想いについて教えてください。
地域で暮らす誰もが、住み慣れた地域で日々の暮らしが幸せだと感じられる環境・仕組みづくりをすすめています。
「わくわく」とか「ドキドキ」を提供することをモットーに、通いたくなるデイサービスとして気に入っていただける場所、行くのが楽しみになる場所を目指しています。
また、私たちは自立支援介護を意識し、一方的なお世話ではなく、一人一人を大切にした充実した時間を提供しています。
設計に携わっていただいた建築士の八木さんとともに、居心地の良さというのを追求しています。多種多様な人が安心して過ごせる居場所とは何かを考え続け、日々利用者さんに向き合っています。
実際に私もお邪魔しましたが、何とも言えない居心地の良さに大変惹き込まれました。ほっとする、とか、ここにいていいんだよ、といった安心感を強く感じました。まさに、多様性を受け入れる空間といった印象です。
山口さんが聴覚障害のある利用者さんと手話で会話されていた姿も非常に印象的でした。
moiさんの「moi」という名前の由来はなんなのでしょうか?
「〇〇もい(moi)いよね」という他を認め合う、受け入れ合うという考え方からきています。
moiでは、完璧さや正しさを持たないことを大切にしています。
多様性を受け入れる。否定もせず違いを受け入れる。仲間でどんな施設を作りたいか話していて、方針が決まったところで名前が出てきました。
moiはフィンランドの言葉で「やぁ」という挨拶です。ロゴは、フィンランドのシンボルである「もみの木」と「雪」を表現しています。
これまで、さまざまな施設で勤務経験のある山口さんですが、なぜデイサービスという形で事業を始めようと思われたのですか?
様々な形態の介護施設を見てきた中で、お年寄りの方が「行きたくなる場所」「通いたくなる場所」が必要だと感じました。
毎日生きがいなくただ過ぎていったり、行きたくない場所につれて行かれてぼーっと過ごすのは、本当に本人の豊かな暮らしに繋がっていのだろうか? と、疑問を持つようになります。
デイサービスが「行きたくなる場所」になれば、暮らしがちょっとくらい豊かになるのではないか。そして、せっかくなら地域のいろんな人が交流できる場となれば、より多くの人が笑顔になるのではないか、と考えました。
そのため僕は、地域のハブとして機能することで様々な人が集まれるよう「デイサービス」を作ることにこだわったのです。
moiでの活動紹介
デイサービスmoiでは、「本人のやりたいことをやる」というのを大切にしています。談話をする人や調理をする人、作業場で作業をする人、掃除をする人や畑を手伝ってくれる人、一緒に屋台を引いて町に野菜を売りにいく人など様々です。
その人のやりたいこと、ありたい姿を尊重しています。
実際に活動の様子も見させていただいたので、写真も合わせてご紹介いたします!
moiの利用者さんを見ていると、役割があることの重要性を再確認することができました。
(見学しきれなかった活動については、ご承諾の上、SNSより写真を転載させていただいております)
利用者さんの声
実際にデイサービスを利用されている方に、インタビューをさせていただきました。
ーーmoiさんはどんなところですか?
スタッフの皆さんがとっても優しいし、食事がとっても美味しい。あと、お風呂も最高だね。人とお話しするのも全部いいですよ。
特にどこが良いかと言われたら困るくらい、全部いいです。場所自体も居心地いいし、人もいいからね。よくなきゃずっと通い続けるなんてできないよ。わたしゃ最初からずっときてるよ。
僕は通い始めてまだ5〜6回目だけど、ここはいいよね。スタッフの皆さんすごく優しいし、好きなことできるしね。あとね、ご飯もとっても美味しいの!ここならずっと通いたいね。
moiさんの愛溢れる空間と、わくわく要素が盛りだくさんの仕掛けにとても感動しました。利用者さんの生の声や笑顔からも、施設の魅力が存分に伝わってきました。
山口さんの多種多様を楽しみ、「行きたくなる」を追求する熱い想いと、暮らしや居心地の良さにとことん向き合う建築設計に胸がいっぱいになりました。
今後はコーヒースタンドがオープン予定とのこと、とても楽しみです!
moiさんの今後の更なるご発展を心より応援しています。
本日はありがとうございました!
以上、本日は埼玉県坂戸市にある「デイサービスmoi」さんを紹介させていただきました。
一人でも多くの方に、moiさんの魅力と素敵な想いがお届けできれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後ともリハノワをよろしくお願いいたします!
かわむーでした。
この取材は、本人の同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
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