島の空き家を再生!『境界なき宿屋カモメ』に込められた想い #4 | 車椅子YouTuber 中村珍晴

境界なき宿屋 カモメ

みなさんこんにちは、リハノワ.comのかわむーです!

現在リハノワ.comは、種子島の旧饅頭屋をバリアフリーリノベーションし宿屋を作るという『カモメプロジェクト』に関わらせていただいています。

本日は、カモメの動画発信部隊として活躍してくださっている車椅子YouTuberのちんさんこと中村珍晴さんに、「境界なき宿屋カモメ」にかける思いや動画制作の裏側、未来のお客様への一言メッセージなど、色々と聞いていきたいと思います!

かわむー
かわむー

シリーズ連載カモメ
#1 一級建築士・内野康平
#2 大工・中村悟/めぐみ
#3 種子島の職人達


YouTube /suisui – Project
〜カモメが完成するまでの過程を発信中〜
#1 概要説明
#2 床下の工事
#3 天井の工事
#4 塗装特集
#5 壁の工事
#6 キッチン作り
#7 漆喰下地
 

・カモメ公式HP(準備中)・Instagramはこちら。

・カモメプロジェクトのクラウドファンディングページはこちらから。
(8/30無事達成し終えることが出来ました。皆様、本当にありがとうございました!)


車椅子YouTuber・中村珍晴さん

YouTubeチャンネル「suisui-Project」を運営されている車椅子YouTuberの中村珍晴さん。車椅子のYouTuberとして第一線を走り続ける中村さんは、普段は「ちんさん」の愛称で親しまれており、その爽やかな笑顔で力強くて発信される姿に、多くの人がパワーをもらっています。

ちんさんが車椅子ユーザーとなったのは19歳の時。アメリカンフットボールの事故で首を骨折したのがきっかけでした。その後、厳しいリハビリを経て2016年にYouTubeチャンネル「suisui-Project」を開設。車椅子生活に役立つ情報や健常者の知らない身体障がい者のリアル、心理学について発信されています。現在は、チャンネル登録者数3万人(2020年9月現在)を超えるYouTubeチャンネルを運営する傍ら、大学講師も務める、今大活躍中のインフルエンサーです。

カモメプロジェクトでは、動画による発信部隊として、カモメが完成するまでの過程をYouTubeチャンネルにて週1回のペースで更新してくださっています。



コンセプトに魅せられて

かわむー
かわむー

ちんさんがカモメプロジェクトに関わることになったのは、メンバーの方から「カモメの設計アドバイザー」を依頼されたことがきっかけだったそうですね。

声をかけられた時、どんな印象をうけましたか?


ちんさん
ちんさん

なんか面白そうだな」っていうのが第一印象でした。

「面白そうなことには足を突っ込んでおこう」というのが自分の中にはあって、その時はなんかビビッときたんです。

ここに加わると、面白くて楽しい時間が過ごせるんじゃないかって。


かわむー
かわむー

カモメの「設計アドバイザー」として相談を受けられたちんさんですが、その後自ら動画で発信することを提案されたそうですね。

なぜ、やろう!と思われたのですか?


ちんさん
ちんさん

やっぱり企画が良いものだったので、この場でのアドバイスだけで終わるのはもったいないなと思いました。

もっとたくさんの方に知ってもらいたい

特に、

僕と同じように障がいをおって車椅子生活を送っている人に届けたいな” と思ったんです。


動画作りの裏側

かわむー
かわむー

2016年にチャンネル開設し、現在150本近くの動画がアップされている「suisui – Project」。

動画の編集は、なんと、全てちんさんお一人で行われているとのことですが、実際の動画作りの方法について教えてください!


ちんさん
ちんさん

まず、動画の撮影に関しては、外で撮るときは手伝ってもらうこともありますが、基本は全て自分で行います。

ミラーレスカメラを使って撮影していますが、良い映像が撮れるようにレンズには結構こだわりを持っています。

あと、撮影する時の「照明」もかなり大事です。
僕は “影を作る” ことにこだわっています。四角のビデオライトを使っていますが、顔全体を明るくするのではなくライトを横から照らすことで、いい雰囲気を作ることができるんです。
これはパイレーツオブカリビアンのポスターを参考にしています。

また、動画の編集には自宅のノートPCとディスプレイを使用し、操作にはタッチパッドどキーボードを用います。編集ソフトは、今は「PowerDirector」というものを使っています。動作が軽くサクサク動くので使いやすいです。


かわむー
かわむー

編集のみならず、カメラやレンズ・照明など、撮影の段階からかなりこだわりを持っていらっしゃるんですね!

週1回のカモメの動画制作は、実際にどのような流れで進められているのですか?


ちんさん
ちんさん

カモメの動画を作る際の流れは、まず、毎週金曜日までに現場のメンバーから送られてきた映像をパソコンに落としてチェックするところから始まります。そこである程度構成を考えて、編集作業に入ります。

動画をカットしてざっくりと並べ、流してみながら調整し、音楽つけて、テロップつけて、という順番で作業を進めていきます。

動画は「音楽」が結構大事だと思っていて、少しでもカモメの雰囲気が伝わればという思いで、こだわりを持って選んでいます。実は、少し「テラスハウス」を意識しちゃっていたり(笑)


そんな流れで進めていき、動画編集には1本につき大体10時間ほどかけています。


かわむー
かわむー

な、なんと、10時間も…!

働きながら、しかも週に1回のペースで更新されているので、結構大変なのではないですか?


ちんさん
ちんさん

正直ムッチャ大変ですね(笑)

でも、大変なんだけど、それがものすごく面白くて。。!

というのも、もともと自分の動画を作るときは、ある程度頭の中で完成像ができて撮影するんですけど、今回は送ってもらった材料を料理する感じなので、その辺りで新たな発見が沢山ありました。

素材動画の多くは大工のめぐみさんの視点で撮られているんですが、“ここはこんな視点で撮るんだ” とか “棟梁・悟さんのこだわり” とか “こんな思いを持っているんだ” とか、自分で撮影していたらわからない発見が沢山あって面白いですね。


あと、専門用語が分からないので調べてのせています。でも、結構間違えちゃうんですよね(笑)


かわむー
かわむー

ものすごく大変な作業を “面白い” と言ってこなされているちんさん、本当に素晴らしいです。

動画を作っていて、“嬉しいこと” とか “やりがいを感じる瞬間” はありますか?


ちんさん
ちんさん

単純に “見てもらえている” ということ自体がすごく嬉しいです。

あとは、動画を公開した後の見てくれた人のリアクションですね。
例えば、YouTubeに直接コメントをくださったり、動画を入り口にしてTwitterでコメントをくださったり。そういった時にやりがいを感じます。もちろん、コメントは全てチェックしています。

知ってほしい” という強い気持ちがある上で作っているので、それが伝わるというのはものすごく嬉しいことですよね。

また、今回挑戦したクラウドファンディングの方でも、本当にたくさんの方から温かい言葉をいただきました。達成したという事実もそうですが、何より応援してくださった方の数がものすごく多くて、それが本当に嬉しかったです。

僕の動画からカモメのことを知ってくれた方もいたので、やっててよかったなと感じました。


発信を続ける理由

かわむー
かわむー

ちんさんは「人を虜にする・ファンを作る達人」だなと常日頃感じているのですが、

情報発信をする際に何か “心がけていること” とかはあるのですか?


ちんさん
ちんさん

そうですね。あまり意識したことはありませんが、とにかく「正直でいること」かなと思います。

特に、情報発信をする際には「まずは与えよ」の精神を大事にしています。

見返り求めず、相手にどうやったら喜んでもらえるかなとか、どうやったら相手にこの先役立つ情報を届けられるかなとか、そんなことを考えながら動画を作っています。

特に最近では、情報発信が副業の一つになっている方も多いと思いますが、僕の場合はマネタイズが本質ではありません。


誰かの役に立つ」ということそのものが喜びとなり、継続するモチベーションになっています


かわむー
かわむー

誰かの役に立つ” ということに喜びを感じるようになったのは、いつ頃からなのですか?


ちんさん
ちんさん

車椅子で生活をするようになってから、強く思うようになりました。
特に、自分の強みを生かすことで人の役に立ったときは、より一層強く感じますね。

車椅子で生活していると、自分が「ありがとう」と言う機会の方が圧倒的に多いんです。でも、3年前に大学で働き始めて、「ありがとう」と言われる機会が増えました。

この体でも人の役に立てているんだ” と実感できた時、それはもう、ものすっごく嬉しくて。この瞬間は、僕の中ですごく大事だなと思っています。

だから僕は、何かを紹介する時などは、「自分が本当に良いと思ったもの」しか発信しません。
人に伝わらないんですよね、本心で思っていないことって。それは例えいくらお金をつまれたとしても、変わりません。

僕のことを信じてこの情報を受け取ってくれている方々はたくさんいるので、その方々にプラスにならないことは発信しても意味がないし、その時点で自分のためになっていると思うので。そんな信念を持って、僕は情報発信をするようにしています。



“諦める” という選択肢をなくしたい

かわむー
かわむー

ちんさんが、「境界なき宿屋 カモメ」にかける想いを聞かせてください。


ちんさん
ちんさん

少し広い話になってしまいますが、僕がいろんな活動をする中で大事にしている価値観の一つに、

障がいを理由に諦めるという選択を強要されない社会にしたいというものがあります。


例えば僕は、障がいをおった時にまず「立って歩くことは諦めてください」と言われました。そして、車椅子で生活するようになってからも、段差があるところはいけないとか、障がいがあるからこれはできないとか、諦めることが当然みたいになっていっちゃったんですよね。

で、その諦めていたことの中の一つが “旅をすること” だったんです。

あそこに旅行したいけど、障がいがあるから無理だな、と。
特に、自然豊かな離島ともなると、尚更そういうのが強くて。


かわむー
かわむー

確かに、離島への旅はさらにハードルが上がりそうですね。


ちんさん
ちんさん

はい。でも、それを変えてくれるのがきっと「カモメ」だと思うんです。

障がいがあっても安心して島に旅ができる” という事実があることが、僕ら障がいを持っている人にはすごく励みになります。

そして、その体験がその後また色んなことに挑戦しよう!という意欲にも繋がってくると思うんです。


人の行動を、背中を押してくれるような場所がきっとカモメであり、さらにそこを通じて色んな人が繋がっていって欲しいというのが、僕が今カモメにかける想いですね。


未来のお客様へ

かわむー
かわむー

最後に、いつも動画を見てくださっている方、そして未来のお客様へ向けて、一言・メッセージをお願いします!


ちんさん
ちんさん

いつも動画を見て、応援してくださっている方、本当にありがとうございます。

僕と同じように車椅子で生活している方は、日常生活の中で大変なことが沢山あって、日々色んなことに時間がかかってしまうと思います。なので、ぜひカモメに泊まりに来られた際は、種子島の自然の風景を楽しみながら、ゆっくりとした時間を過ごしてもらいです。

そのゆっくりとした時間の中で、ふと笑顔になるひと時を過ごしてもらえたら、これほど嬉しいことはありません。

境界なき宿屋カモメ、皆さんも機会があればぜひ来てみてください。



かわむー
かわむー

最後は、ちんさんから素敵なメッセージをいただきました。

障がいがあっても安心して島に旅ができる” という事実があることが皆に勇気を与え、さらにそれが、今後の人生の新たな挑戦への第一歩にも繋がることを、私自身期待しています。


ちんさん、本日は本当にありがとうございました!



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ぜひチャンネル登録・フォロー、よろしくお願いします!



以上、本日はカモメの動画発信部隊として活躍してくださっている車椅子YouTuberのちんさんこと中村珍晴さんを紹介させていただきました。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


今後ともリハノワ.comをよろしくお願いいたします!


かわむーでした。








※この取材は、本人の同意を得て行なっています。また、本投稿に使用されている写真はちんさんからお借りして許可を得て掲載しております。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

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