日本初の成果報酬型自費リハビリ施設「mediVRリハビリテーションセンター東京」|東京都中央区東日本橋

みなさんこんにちは、リハノワのかわむーです!

今回は、東京都中央区東日本橋にある「mediVRリハビリセンター東京」さんを紹介します。

2022年10月にオープンしたmediVRリハビリセンター東京は、「mediVRカグラ」でのリハビリを主体とした成果報酬型自費リハビリ施設(※)です。

本記事では、施設内や実際のリハビリの流れ、新本センター長のメッセージを紹介します。

公的保険適応外(医療保険や介護保険が使えない)サービスです。

mediVRリハビリセンター東京

測定機能付自力運動訓練装置「mediVRカグラ」を使用した自費リハビリを提供するmediVRリハビリテーションセンター東京は、2022年10月に東京都の東日本橋にオープンしました。

mediVRリハビリテーションセンターでは、リハビリ業界で初めて成果報酬システムが導入されています。

mediVRカグラ

mediVRカグラは、歩行に必要な運動機能と姿勢バランス、認知機能を総合的に評価するための医療機器です。ゲームのような感覚で自発的にリハビリに取り組みながら、認知課題と運動課題をこなす能力が同時に鍛えられます。

カグラを用いたリハビリプログラムは椅子座位のまま実施可能であるため転倒などのリスクが低く、立位姿勢の保持や歩行が難しい方も安全に取り組むことができます。

脳梗塞の後遺症、上肢機能障害、歩行機能障害、運動失調症状、認知機能障害、慢性疼痛など、さまざまな症例に対応しており、現在もいくつかの臨床研究が進められ多様な疾患に対応できることが期待されています。

(mediVRカグラの詳細や体験レポートはこちらから)

成果報酬システム

導入の背景として、現在、リハビリ業界では「治療の成果にかかわらず、リハビリを提供した時間・労力に対し対価を支払う」システムが採用されています。しかし、このシステムでは「治るかどうかわからないまま治療費を払い続けなければいけない…」という不安を患者側が抱えやすく、そのためにリハビリを躊躇して改善の機会を逸してしまう場合があります。

こうした課題を解決するため、mediVRリハビリテーションセンターで導入されたのが「成果報酬型の料金システム」です。本システムでは、クライアントと相談し設定した目標を、達成した時に達成した分だけ支払います。

施設内紹介

かわむー
かわむー

実際にmediVRリハビリテーションセンターにお邪魔し施設内を案内いただいので、その様子をご紹介します。


外観
写真中央のビルの2階です。都営浅草線「東日本橋駅」のB1出口から徒歩1分の場所にあります。


入り口
ビル1階正面の入り口から直進すると、突きあたり右手にエレベーターがあります。


リハビリテーションセンター受付
エレベーターで2階まで上がってすぐの場所に、mediVRリハビリテーションセンター東京の受付があります。


リハビリ室
リハビリを行う場所は、全2部屋あります。一つは2人まで同時に使用できる大部屋、もう一つは個室です。

同時に2人まで使用できる大部屋(リハビリは個別に実施)
外部からの視線を気にせず使用できる個室


ミーティングルーム
リハビリの説明や目標設定を行う際などに使用します。


トイレ
車椅子も入れる広めなつくりとなっていました。


実際のリハビリ

リハビリ体制/内容

かわむー
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mediVRリハビリテーションセンター東京では、理学療法士や作業療法士などの資格を有するスタッフと1対1でリハビリを実施します。

1回のリハビリの流れは、以下のとおりです。

1)準備運動、問診など
2)評価
3)mediVRカグラを使用したリハビリプログラム(20分程度)
4)評価
5)フィードバックなど


リハビリ時間は最大1時間で、週に2回程度通うことが推奨されています。

リハビリの評価には、椅子から立ち上がって3メートル歩いて戻ってくる歩行速度を測定するTUG(Timed Up and Goテスト)や、各種認知機能検査等が用いられます。

また、リハビリ時に撮影した動画を定期的に確認したり、出来るようになったことを話し合ったりしながら、リハビリの効果判定を患者さんとともに行います。



かわむー
かわむー

セラピストは、リハビリ中の動作分析やアドバイス、VR空間で混乱を起こしていないかなどのサポート、定期評価やフィードバックをしてくれます。

私も実際にサポートをしてもらいながらmediVRカグラを体験しましたが、セラピストなしでは質の高いリハビリを実施するのは難しいと感じました。

サポート方法を学んだセラピストでないと、機器の本来のパフォーマンスを引き出すのも難しそうな印象です。セラピストの育成の必要性を感じました。

実際にmediVRでは、社内スタッフの育成はもちろん、購入やレンタルした病院・施設に向けてもオンラインや対面でのフォロー(セラピストの支援や育成)を行っているそうです。

開始までの流れ

かわむー
かわむー

施設を利用するには、まずは必ず無料体験をして、そのうえでスタッフと丁寧に話し合いをすすめるそうです。

利用開始までのイメージは、以下のとおりです。

1)無料体験
2)医師やリハビリスタッフとともに最終目標を確認
3)目標達成までのマイルストーンを設定
4)リハビリ開始


目標やマイルストーン(ステップ)の設定は、クライアントと丁寧に話し合いながら行うそうです。

料金

最終目標やマイルストーンの内容、クライアントの身体の状態によって個別に変動します。成果報酬システムでは、料金は設定したマイルストーンが達成されてから1週間その状態が維持された時点で発生します。

成果報酬型ではなく、時間単価での料金システムを選択することもできるので、無料体験の際にご相談下さい。

なお、病院や施設向けの購入・レンタル費用は以下の通りです。

■ 購入型
初年度:450万円(機器 330万円+メンテナンス料120万)
次年度以降:メンテナンス料120万円/年

■ リース型
5年契約
:月額15万円
3年契約:月額19万円

かわむー
かわむー

レンタルや購入の場合、パソコン、mediVRカグラ、Wifi、iPhone、三脚の一式がセットになって届くそうです…!


センター長の声

新本啓人(しんもと・けいと)さん
mediVRリハビリセンター東京センター長 / メディカルサイエンスリエゾン / 内科専門医

広島県出身。2017年広島大学医学部卒業。広島市民病院で初期研修、東京ベイ・浦安市川医療センターで総合内科後期研修終了。ハーバード大学医学部臨床研究トレーニングプログラムを終了した後、2022年4月mediVR入社。


新本医師
新本医師

mediVRカグラは、脳卒中・整形疾患・失調など多くの疾患に対応しています。現在もその幅は広がり続けており、私自身とても可能性を感じています。

以前、カグラを使用した患者様とそのご家族様が、「こんなに動けるようになってびっくりした!」とリハビリを実施した後に大変感動して下さいました。患者様が劇的に変化していく姿や喜んでくれる笑顔を見ることが私の励みになっています。

2022年10月、mediVRリハビリテーションセンター大阪に続き、東京都の東日本橋にリハビリテーションセンター東京をオープンしました。最寄駅から徒歩1分とアクセスもよく、通いやすい立地となっています。

mediVRカグラをより多くの方に届ける仕組みづくりに、現在挑戦中です。


かわむー
かわむー

実際にmediVRカグラを使用してリハビリに取り組まれた方にお話を伺いましたが、その劇的変化に私もとても驚きました。(当事者の方の声は記事下部にリンクしています)

自費リハビリのため保険内リハビリより費用はかかりますが、患者さんを「より良くできる!」という自信のもと、結果に責任を持ってリハビリを提供されているのがとてもよく分かりました。

最後に、mediVRカグラに興味を持たれているリハビリ当事者の方に向けて、メッセージがあればお願いします。


新本医師
新本医師

現在、リハビリに取り組まれている方の多くは、皆様それぞれにリハビリをすることで達成したい「ゴール」や「目標」があるかと思います。そのゴールや目標を達成するための手段として、mediVRカグラは大きな力を発揮することができると私は確信しています。

mediVRカグラを使用する方の中には、「身体が良くなるから」という理由で継続される方が多くいらっしゃいます。週2回以上継続してもらえば、効果はより得られやすくなります。

リハビリ業界は、通うことが目的ではなく「治ることが目的のリハビリへ」向けて、大きく変化する必要があります。

mediVRカグラでのリハビリに興味をお持ちの方は、まずはお気軽にお問い合わせいただければと思います。


かわむー
かわむー

「治す」ことを第一に考えた患者ファーストの姿勢が素晴らしいと感じました。

リハビリ業界に新しい風を吹かし続けているmediVRリハビリテーションセンターさんの今後のご活躍がとても楽しみです。

日本発の「mediVRカグラ」が、日本から海外へ広がっていくことを心から応援しております。

お忙しい中、丁寧に取材に応じてくださった新本センター長はじめスタッフの皆様、本当にありがとうございました。


アクセス

■ 住所
〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-5
東日本橋セントラルプレイス2階
mediVRリハビリテーションセンター東京

アクセス(電車)
・都営浅草線【東日本橋駅】B1出口徒歩1分
・都営新宿線【馬喰横山駅】A3出口徒歩3分
・JR総武線快速【馬喰町駅】3番出口徒歩4分

■ 所在地
<本社:大阪オフィス>
〒561-0872
大阪府豊中市寺内2丁目4番1号 緑地駅ビル3階 株式会社mediVR 本部オフィス
Tel:06-6151-4008
Fax:06-7635-7081

<東京オフィス>
〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-5 東日本橋セントラルプレイス2階
営業時間:月~金 AM 10:00~PM 17:00


かわむー
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<mediVR関連記事

mediVRカグラ体験レポート
リハビリ当事者の声
セラピストのご紹介


ぜひ合わせてご覧ください。


写真提供:ひろし(カメラマン/理学療法士)


以上、本記事では東京都中央区にある「mediVRリハビリセンター東京」さんを紹介させていただきました。

一人でも多くの方に、mediVRリハビリセンター東京の素敵な想いと魅力がお届けできれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後ともリハノワをよろしくお願いいたします!

かわむーでした。

この取材は、施設から同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

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