【当事者の声】99歳Sさん、再び家族と暮らすために入院リハビリに励む|志摩市民病院

みなさんこんにちは、リハノワのかわむーです!

本日は、三重県志摩市にある「志摩市民病院」でリハビリに励むSさんをご紹介します。

Sさんは99歳とご高齢でありながら、大腿骨骨折後のリハビリに意欲的に取り組まれていました。

Sさんが入院中どんなリハビリに取り組まれているのか、目標はやりがいがなんなのか、担当理学療法士の橋爪さんのコメントも添えてお伝えしたいと思います。

Sさんとリハビリ

99歳のSさん。数年前、右大腿骨転子部骨折を受傷し志摩市民病院で手術とリハビリを受けました。今回は、自宅で転倒し反対側である左大腿骨転子部骨折を受傷。高齢ということもあり手術はしない方針となり、痛みにあわせて再び歩けるようになるのを目標に現在リハビリに励まれています。

実際のプログラム

かわむー
かわむー

実際にSさんが取り組まれていたリハビリをご紹介します。


◆股関節の関節可動域練習
Sさんのリハビリは、ベッド上で股関節の運動からスタートします。

足を動かすのは気持ちが良いそうで、元気にお話するほどの余裕も見られました。


◆殿筋の筋力トレーニング
ボールを挟んで、腰とお尻を持ち上げます。

しっかりと腰とお尻がベッドから離れていますね…!


◆体幹の筋力トレーニング
先程の態勢から、左右の手で反対側の膝をタッチ!体幹を鍛えます。


◆バランス練習
ブヨブヨとしたクッション(バランスボールのクッションの様なもの)に座った状態でキープします。傾かないように、体幹に力を入れてバランスを保ちます。

慣れてきたら、この状態で課題に取り組みます。この日は輪投げをされていました。

◆立ち座りの練習
自宅での生活を見据え、床に座ったり、そこから立ったりする練習を行います。


◆歩行練習
最後に、平行棒で歩く練習をしました。

家族の待つ家に帰るため

かわむー
かわむー

Sさん、現在のリハビリの目標を教えて下さい。


Sさん
Sさん

身体が元のように戻ることだね。早く家に帰りたい。家に帰って何をするって訳ではないけど、とにかく家でのんびりしたいね。家でゆっくり寝たいの。


今年は誕生日が病院になっちゃったから、来年はもっと盛大にお祝いしたるわ、って家族に言われてるの。だから、元気になって家に帰らないとね。


かわむー
かわむー

ご家族さんが待つご自宅に、早く帰りたいですよね。

Sさんは、毎日リハビリに励まれている中で大変だなと思うことや、やりがいを感じる瞬間はありますか?


Sさん
Sさん

辛いことはないね!リハビリは楽しいよ。もともと百姓と海女さんしてたから、勝ち気はあって。

病院は退屈だから、リハビリのときだけが楽しいよ。動くのが楽しみなの。

担当PTより

橋爪さん(理学療法士)

橋爪さん
橋爪さん

Sさんのリハビリは、以前ご入院された時から担当させていただいています。Sさんはいつもとてもパワフルで、意欲的にリハビリに取り組まれています。ご年齢を感じさせないくらいの体力に、私も驚かされるほどです。

ご家族さんと家で撮った写真を見せて下さったことで自宅での生活イメージがわきました。1日でも早く自宅に帰れるように、リハビリでしっかりとサポートさせていただきます!


かわむー
かわむー

来年は100歳のお誕生日になりますね!必ずやご自宅で、ご家族さんに囲まれながら幸せな誕生日を迎えられることを願っております。

Sさん、橋爪さん、お忙しい中、貴重な声をお聞かせ頂きありがとうございました。


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以上、本日は三重県志摩市にある「志摩市民病院」でリハビリに励むSさんを紹介させていただきました。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


今後ともリハノワをよろしくお願いいたします!


かわむーでした。




※この取材は、施設の同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

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