【当事者の声】抗がん剤と手術で落ちた体力をリハビリテーションで回復!できることが増える喜びを噛み締めて|志摩市民病院

みなさんこんにちは、リハノワのかわむーです!

本日は、三重県志摩市にある「志摩市民病院」でリハビリに励むTさんをご紹介します。

Tさんは胃がんの手術と化学療法を実施後、現在は体力回復のために入院リハビリに励まれています。

Tさんがどんなリハビリに励まれているのか、目標はやりがいがなんなのか、担当療法士の方のコメントも添えてお伝えしたいと思います。

Tさんとリハビリ

Tさん。胃がんの手術を受けられた後、5回にわたる化学療法を実施。その後、肺炎による敗血症を発症し入院加療されます。体調が落ち着いたタイミングで志摩市民病院へ転院。現在は、自宅に帰ることを目標に日々リハビリに励まれています。

実際のプログラム

かわむー
かわむー

実際にTさんが取り組まれていたリハビリをご紹介したいと思います。


◆足の筋力トレーニング
まずはベッドでお尻周りや太ももの筋力トレーニング。

足を蹴る練習では、負荷量は担当セラピのストの西本さんが調整します。
片足ずつ持ち上げてキープ。


◆座位練習+腕の筋力トレーニング
座る練習をしながら棒体操では、両腕の筋力を鍛えます。


座位練習+指の巧緻動作練習
座る練習をしながら、バルーンカテーテル管理の自立に向けてペグを使って指の細かい動きの練習をします。


◆立ち上がり練習+立位保持練習
立ち上がりの練習と、立ったまま保持する練習です。保持は、最初は台を支えながら、慣れてきたら支えなしで行い、徐々にレベルを上げていきます。


◆歩行練習
前腕支持型歩行器を使い、50m程度歩行練習を行います。


喜びを噛み締めて

かわむー
かわむー

Tさん、現在のリハビリの目標を教えて下さい。


Tさん
Tさん

歩けるようになって、また家に帰りたいです。

私は手術をする直前の半年前までは農業をしていたんです。病気はたまたま免許の更新に行った際に視力でひっかかって、それで眼科にかかったところ血液検査をしたら異常が見つかり、胃がんが発見されました。

手術前は70kgあった体重も、手術後に51kgまで落ちて、今では48kgほどしかありません。農業の再開は難しいと思うけど、せめて自分のことは自分でできるようになって、家でまた生活したいですね。


かわむー
かわむー

毎日リハビリに励まれている中で、大変だなと感じることややりがいになっていることはありますか?


Sさん
Sさん

辛い面もあるけど、まぁ自分のためやな。自分のために、やるしかないって思ってます。

リハビリ自体は、普段寝たきりだから楽しみにしてます。ストレッチしてもらったら気持ちいいよね。

少しずつではあるけどできることが増えていっているので、それが励みになります。トレーニングの錘が重くなっていったりすると嬉しいね。


リハビリ終了後に、笑顔を見せて下さったTさん。


担当PTより

西本さん(理学療法士)


西本さん
西本さん

化学療法に加え、肺炎の治療で体力がかなり落ちていたので現在は少しずつ負荷量を上げながらリハビリに取り組んでいます。

支えがなくても立つ時間が長くなったり、バランスがとれるようになったりと日々回復がみられます。

再び自宅での生活ができるようになることを目標に、しっかりとサポートさせていただきます。



かわむー
かわむー

決して楽ではないリハビリにも、前向きに取り組まれるTさんの姿にとても胸を打たれました。真剣な眼差しの向こうにある、歩けるようになって帰宅するという目標。1日でも早く叶うことを心から応援しております。

Tさん、西本さん、お忙しい中、貴重な声をお聞かせ頂きありがとうございました。



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以上、本日は三重県志摩市にある「志摩市民病院」でリハビリに励むTさんを紹介させていただきました。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


今後ともリハノワをよろしくお願いいたします!


かわむーでした。




※この取材は、施設の同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

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