みなさんこんにちは、リハノワ.comのかわむーです!
本日は、株式会社 GOBOUの代表 ごぼう先生 協力のもと、脳梗塞後遺症がありながらも自宅で一生懸命テレビ体操に励まれている、愛知県在住の70代女性「やっちゃん」を取材してきたので、みなさんにご紹介したいと思います!
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・高齢者の笑顔を作る会社「株式会社 GOBOU」の紹介はこちら。
・“大人ための体操のお兄さん” として活動されている「ごぼう先生」の紹介はこちら。
ぜひ合わせてご覧ください。
やっちゃんとリハビリ
とにかく出かけることが大好きなんよ〜!と、満遍の笑で元気いっぱいにお話されるのは、10ヶ月前に脳梗塞を患ってい以来、一生懸命リハビリに励まれているやっちゃん。
綺麗な桃色の紅と笑顔が似合う、とっても素敵な女性です。
やっちゃんが脳梗塞を患ったのは今から10ヶ月前の夏。
左半身に麻痺が生じ、入院にて治療とリハビリを3週間程実施。その後、外来で半年間リハビリを継続され、現在は週に5日デイサービスに通いながら自宅では体操やウォーキングに励まれています。
現在の目標は
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外来でのリハビリが終了した今でも、週に5日デイサービスに行かれて運動をしたり、家でもごぼう先生のDVDやYouTubeを見ながら体操をしたり、ウォーキングにも励まれているだなんて、本当に凄いですね!
今現在のやっちゃんの “リハビリの目標” はなんですか?
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やっちゃん
“杖がなくても歩けるようになる” ことが、今の目標です。
家の中やデイサービスに行く時の短距離であれば杖がなくても歩けるのですが、スーパーに行った時や遠出した時はまだ杖がないと不安なんです。
元々出かける事がすごく好きなので、杖なしで出られるようになりたいですね!
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やはり、“杖なしで歩けるようになる” というのは一つの大きな目標になりますよね!
まだ多少左足の動きづらさも残っているとお話しされていましたが、やっちゃんのやる気とパワーがあれば、目標が達成される日もそう遠くはなさそうですね! 私も応援しております。
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家族の支えが原動力に
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やっちゃんがリハビリに励むことができている、その “原動力” は、一体何なのですか?
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やっちゃん
夫や子どもたちの存在、 “支え” があるから頑張れていると思います。
夫は認知症があり、私とは違うところですがデイサービスに週5日通っています。それに加え、『ちばる食堂』という認知症の方が接客をする食堂で週に2日働いています。なので、夫は私より外に出る機会が多いんです。ですが、食堂での仕事が終わってからも、私を誘ってくれ、さらに一緒にお出かけしたりします。
積極的に外に出ることで人とも繋がれるし、視野も広くなるし、ものすごく良い刺激になっています。
夫や娘が連れて出てくれて、ありがたいですね。
目を悪くしてからは車の運転をやめてしまったので、今は娘がいろいろな所に車で連れて行ってくれています。
いつもついてくれている娘には本当に感謝しています。おかげで幸せです。
まだまだ良くならにゃいかんなって思ってるので、これからも頑張ります。
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素敵なご家族に支えられ、今のやっちゃんがいるんだなぁっと、とても温かい気持ちになりました。
『ちばる食堂』というのは、介護福祉士の市川貴章さんという方が営まれる沖縄そばとゆんたく(沖縄方言:おしゃべり)のお店で、2019年4月に愛知県にオープン。『介護社会と一般社会の壁をなくしたい』というコンセプトのもと、認知症と診断された方が接客をするのだそうです。公式Facebookページからは食堂の様子も見ることもできます。
ごぼう先生との出会いも、この『ちばる食堂』が最初だったそうです。私もぜひ、この素敵な食堂へ行ってみたくなりました。
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“継続” する辛さのその先
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リハビリをされる中で “辛かったこと” や “大変だったこと” はありますか?
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やっちゃん
結果が出れば楽しいんだけど、最初はそうじゃないから大変でした。
だんだんと出来ることが増えて、今では少しずつ良くなっているのを自分でも実感できるから楽しくなったけど、最初はなかなか結果が出なくてね。いい加減になっちゃうこともありました。もっとしっかりやりなさい〜!って言われそうなくらいにね。
でも、少しずつやらなきゃなって思ったのも、自分の良くなる様子が分かったから。
“やれば良くなる” ことが実感できて初めて、やる気がどんどん湧いていきました。
今でも左の足には後遺症が残っていますが、継続しないと良くはならないから、これまでどおり続けていきたいと思います。
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やちゃんが仰られているように、まさに、リハビリの大変さは “継続する事” だと私は思っています。
よくなる事が実感できないとモチベーションもなかなか上がりませんが、結果を出すには “継続” しないことには始まらないのです。
その時期にモチベーションを維持できたのも、やっちゃん自身の前向きさや心の強さ、そして、ご家族はじめ周りの方の支えがあったからなんだろうなと感じました。
リハビリによる変化
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リハビリを継続していて “嬉しかったこと” や “出来るようになったこと” など、何か変化したことはありましたか?
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やっちゃん
一番最初に嬉しかったのは、自分が楽に動けるようになったことを実感できた時でしたね。ものごく嬉しかったのを覚えています。
そして、そんな成功体験を積み重ねていくことで、どんどん外に出ていけるようになりました。
先日もお寺に紫陽花を見に行ったり、水族館へ行ったりしました。
水族館は車で40分ほどの所にあるのですが、ここへは年間パスポートを購入して再々遊びに行っています。
リハビリを頑張っていて良かったなと思いますね。
今でも前向きに、“なんとか治さにゃいかん!” と思って、日々一生懸命頑張っています。
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お出かけをされた際の話をするやっちゃんは、とっても楽しそうでした。
“杖なしで歩いてお出かけをする” という目標も持って、さらにリハビリにも熱が入っているようです!これからも色んなところに出かけられるといいですね。
やっちゃん直伝!リハビリ講座
自宅で一体どのようにリハビリに取り組まれているのか、実際にやっちゃんに教えてもらいました。
ここではその一部を写真付きで紹介したいと思います!
①椅子体操
ごぼう先生のDVDとYouTubeを毎日交互にテレビに写し、動画に合わせて体操を行います。
椅子に座ってできる簡単な運動なので、安心して取り組めます。
デイサービスから帰ってから行う、毎日の日課になっているそうです。
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②ウォーキング
娘さんに見てもらいながら、家の前の道で歩く練習を行います。
足の疲れに合わせながら、数往復します。
メッセージ
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最後に、同じようにリハビリをされている方へ向けて、やっちゃんからメッセージをいただきました。
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やっちゃん
リハビリを続けるのは大変だけど、“絶対プラスになる” と思って自分なりに頑張っていけば、楽しくなるんじゃないかと思います。
あとは、外に出ることで色んな人とお話ができて元気をもらえるし、自分の視野も広がるから、一歩外へ出てみるのも良いかもしれませんね。
“人と繋がる” ということは、結構モチベーションの維持にもなってきますよ。
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実はやっちゃんは、脳梗塞で倒れる前の60代の頃は『やっこ会』というボランティアグループを結成し、三味線や踊りや太鼓などの稽古をしている友達を呼んで、毎月デイサービスをまわられていたそうです。
当時もきっと多くの高齢者を元気にしていたと思いますが、今でもやっちゃんから元気をもらっている周囲の方は多いのではないでしょうか。
人との繋がりが、元気やモチベーションの維持・励みになっていくことを改めて実感しました。
これからも明るい笑顔で、みんなに元気を与えてくださいね。
やっちゃん、本日はありがとうございました!
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以上、本日は、脳梗塞後遺症がありながらも自宅で一生懸命テレビ体操に励まれている、愛知県在住の70代女性「やっちゃん」を紹介させていただきました。
一人でも多くの方のリハビリの励みや元気に繋がると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後ともリハノワ.comをよろしくお願いいたします!
かわむーでした。
※この取材は、本人またはご家族の同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
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