島の空き家を再生!『境界なき宿屋カモメ』に込められた想い #3 | 種子島の職人達

境界なき宿屋 カモメ

みなさんこんにちは、リハノワ.comのかわむーです!

現在リハノワ.comは、種子島の旧饅頭屋をバリアフリーリノベーションし宿屋を作るという『カモメプロジェクト』に関わらせていただいています。


本日は、種子島で活躍する4名の職人さんを紹介し、「境界なき宿屋カモメ」にかける思いや未来のお客様への一言メッセージなど、色々と聞いていきたいと思います!




かわむー
かわむー

・カモメプロジェクトのクラウドファンディングページはこちらから。

・カモメが完成するまでの過程をYouTubeにて発信中!
 車椅子YouTuberちんさんのチャンネルsuisui – Projectにて。

・カモメ公式HP(準備中)・Instagramはこちら。

ぜひ合わせてチェック・ご覧ください。


左官職人・本多寅男さん

種子島の西之表市を拠点に左官屋として活動している「左官の寅ちゃん」代表の本多寅男さん。普段は「寅さん」の愛称で島の方々やプロジェクトメンバーから慕われいる、笑顔がとってもチャーミングで素敵な方です。

種子島出身の寅さんが左官の道に進まれたのは16歳のとき。
福岡で就職され、後に上京。腰を壊したことから一次的に左官のお仕事はお休みされますが、33歳の時に種子島へ帰郷し再開。現在は島で「左官の寅ちゃん」代表として、30年以上活動されています。

2年前に開業した「泊まれる植物館あずまや」の左官仕事を請け負ったことがきっかけで、以降 studio KANRO の建築士・内野さんと親交があり、今回のカモメも担当していただくことになりました。


かわむー
かわむー

ここからは、左官職人の寅さんに『境界なき宿屋 カモメ』に対する思いなどを色々と聞いていきたいと思います!

寅さんが『境界なき宿屋 カモメ』にかける “想い” や “意気込み” を聞かせて下さい。


寅さん
寅さん

僕は、うっちゃん(内野さん)のやりたいと言ったことを全力で応援したいと思っています。
うっちゃんが思い描いている理想型に100%近づけるために、ただやるだけ。本当、それだけです。

今年で左官の道に入ってちょうど50年です。区切りの年としても、左官屋としていい仕事していきたいと思っています。

まぁ、楽しみに見とってよ!やってやるからよー!


かわむー
かわむー

寅さん、力強く頼もしい一言、ありがとうございます!

未来のお客様” に向けて、何か一言・メッセージをお願いします!


寅さん
寅さん

2年前のあずまやでは、“砂鉄” を使ったコンクリートや漆喰、島民参加型の土壁ワークショップなどを通して、「種子島における左官の可能性」を感じました。

今回のカモメプロジェクトでも、「種子島の素材を使った様々な挑戦」を行っていく予定なので、完成を楽しみにしておいてください!

そして、ぜひ完成したらカモメを見に、島に遊びに来てください!


「頑張ります!」と力強いガッツポーズを見せてくれた寅さん




デザイナー・小野寺いずみさん

種子島の西之表市を拠点に活動されている「案図舎」代表・デザイナーの小野寺いずみさん。島の人やメンバーからは「いずみん」の愛称で親しまれており、カモメの現場に足を運んではいつも場を和ませ皆を笑顔にしてくれる、やわらかい雰囲気がとても魅力的な女性です。

いずみさんは、福岡や東京のパッケージデザイン事務所を経て、2013年に種子島へ移住。個人でデザイン事務所「案図舎」を立ち上げ、種子島に住みながらも様々な地域のデザインに携わられています。現在では種子島のみならず、近隣の島、県、また日本全国から依頼・相談が来る、今大人気のデザイナーさんです。

「泊まれる植物館あずまや」のロゴデザインをお願いしたことをきっかけに、今回のカモメも担当していただくことになりました。

かわむー
かわむー

いずみさんが『境界なき宿屋 カモメ』にかける “想い” や “意気込み” を聞かせて下さい。


いずみさん<br>
いずみさん

今回のロゴは、昔からある雰囲気の文字を使用し「今と昔と未来を行き来する鉄道のマーク」をイメージしました。もちろん島には電車はありませんが、うっちー(内野さん)の鉄道にみんなが乗っているイメージです。

今回のお話を伺ったとき、「境界なき宿」を「境界だらけの離島」で作ることがとてもおもしろいなと思いました。

もしかしたら、日常生活の中でバリアフリーを必要としない方でも、離島だと、どことなく「世界との境界」を感じる方も多いのではないかと思います。

人との境界」を求められる世界になった昨今。カモメプロジェクトでは「境界なき宿屋」と謳っている通り、普段バリアフリーを必要とする人もそうでない人も、若者も高齢者もみんなが分け隔てなく安心して過ごせる場所になるであろうと感じています。




かわむー
かわむー

未来のお客様” に向けて、いずみさんより一言・メッセージをお願いします!


いずみさん
いずみさん

種子島は、もともと凹凸の少ない平たい島です。

その中でも、今回カモメができる鴨女町(かもめちょう)という場所は、少し歩くと海にも公園にも行けて簡単に自然を体感できるとても良いところです。

バリアのない島で、バリアのない建物で、どのみなさまもそのまんまで、種子島を楽しんでいただけたらいいなって思います!

カモメの看板も「経年劣化していく素材」で作成する予定なので、わたしも皆さまと一緒に変化を楽しんでいきたいと思っています!


経年劣化していく素材で作成予定のカモメの看板



陶芸家・山本達也さん

種子島の西之表市住吉にて、素朴で温かみのある焼き物を30年以上作り続けている窯元「住吉窯」。ここで2代目陶芸家として活動する山本達也さんは、普段は「達也さん」の愛称で島の人やメンバーから親しまれている、いつも笑顔で心優しいお兄さんです。

住吉窯で作り続けている「種子島焼」は、鉄分の多い種子島の土を、釉薬を使わない焼き締め技法によってできる種子島伝統の焼き物。今から50年ほど前に、もともとあった焼き物を復活させるべく生まれました。

幼い頃から父親の仕事を手伝っていた達也さんは、18歳で一度は県外へ出るものの、父親からの声かけもあり20歳で島へ帰郷し職人の道へ進まれます。以降、10年間は下積み時代を過ごしますが、30歳から本格的に作品制作を開始。現在は、様々な作品展に出展したりしながら島を拠点に活動されています。


「泊まれる植物館あずまや」で種子島焼きのタイルを建築に使用させてもらったをきっかけに、今回のカモメも協力していただくことになりました。


かわむー
かわむー

達也さんが『境界なき宿屋 カモメ』にかける “想い” や “意気込み” を聞かせて下さい。


達也さん
達也さん

実は、今回カモメに生まれ変わる旧饅頭屋には、若い頃とてもお世話になっていました。

昔は、夏にはかき氷も出してくれてたんですよ。あと、アーケードのゲーム機も置いてありました。僕は、いつも饅頭屋にゲームをしに通っていました。放課後、饅頭屋にきては、饅頭(大判焼き)を食べながらゲームをしたものです。

そんな青春時代の思い入れのある場所なので、今回一緒に関わらせてもらえることになって本当に嬉しいです。


かわむー
かわむー

当時の饅頭屋の様子を知れる貴重なお話をありがとうございます!

ちなみに達也さんによると「大判焼き」のことを島では「太鼓饅頭」とも言うらしく、そこから「饅頭屋」と呼ばれるようになったのだそうです。(、、、なるほど!)


最後に、達也さんから “未来のお客様” に向けて、一言・メッセージをお願いします!


達也さん
達也さん

カモメプロジェクトを通して、若い人が一生懸命になって種子島を盛り上げてくれようとしていて、僕は本当に嬉しいです。だから、自分にも何かできることがあればと思い、その一心で今回プロジェクトに関わっています。

僕の生まれ育った種子島は、本当に人も自然も文化も素晴らしいところです!
ぜひ、カモメを通して種子島の魅力をたくさん感じていただけると幸いです。


毎年6月に稼働する住吉窯
焼き上げる時は3日間寝ずに窯を焚き続ける




鍛冶職人・梅木昌二さん

種子島の西之表市を拠点に鍛冶職人として活動している「梅木本種子鋏製作所」代表の梅木昌二さん。普段は「梅木さん」の愛称で、島の方々やメンバーから慕われている、日本が誇る一流の鍛冶職人さんです。

梅木さんの作られる種子鋏(たねばさみ)は、国選択無形民俗文化財としても登録されており、16世紀に漂着したポルトガル船により鉄砲とともに種子島にもたらされたと言われています。大きな特徴としては、軟鉄と鋼を鍛接した刃がプロペラのように捻れ、刃と刃が1点のみで接しお互いに研ぎ合いながら切る作りになっていること。

二枚の刃が擦れ合い切ることから「二人一緒になって人生を切り開きなさい」という意味合いで、種子島では古くから縁起物として結婚式の引き出物やお祝品として重宝されてきました。10年は研がなくても切れ味が持つと言われている代物です。


梅木さんが鍛冶職人の道に進まれたのは30代後半の時。
就職の際に一度は島から離れたものの、30代後半で島に帰郷し、鍛冶職人・牧瀬義文さんに弟子入り。その後、義文さんのもとで鍛冶職人として修行に励み、現在は「梅木本種子鋏製作所」として看板をかがけ日々鋏作りに打ち込まれています。

昭和初期までは数多くあった鍛冶屋も時代とともに少なくなり、刀鍛冶からの伝統的な製作技術・つけ鋼製法で1本1本手造りの鋏を製作するのは、現在梅木さん一人となりました。


「泊まれる植物館あずまや」でカーテンレールや取手、ペーパーホルダーやタオル掛けなどの製作で関わっていただいたことをきっかけに、今回カモメでも室内で使う机の脚や照明などを手掛けていただくこととなりました。

梅木さんの種子鋏
梅木さんが手掛けたあずまや のカーテンレール




かわむー
かわむー

どの皆さまも非常に熱い思いを持って仕事に向き合われていて、本当にかっこいいですね!カモメの完成がますます楽しみになりました。

寅さん、いずみさん、達也さん、梅木さん、本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!



次回のシリーズ連載『境界なき宿屋 カモメ』は、10年後、高齢者シェハウスに入居予定の3人のお姉さま方を特集したいと思います。

また、8月30日までカモメプロジェクトのクラウドファンディング絶賛開催中!
ぜひこちらも合わせてチェックください。






以上、本日はカモメプロジェクトに関わる種子島の4名の職人さんを紹介させていただきました。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


今後ともリハノワ.comをよろしくお願いいたします!



かわむーでした。








※この取材は、本人の同意を得て行なっています。また、本投稿に使用されている写真の一部は職人の皆さまからお借りして許可を得て掲載しております。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。




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