株式会社PLAST(プラスト)|兵庫県神戸市長田区

みなさんこんにちは、リハノワのかわむーです!

本日は、兵庫県神戸市長田区の商店街を拠点に「まち支え」事業を展開をされているPLAST(プラスト)さんをご紹介します。

PLASTは、理学療法士の廣田恭佑さんが代表をつとめる会社で、医療・介護・福祉・療育、デザインまで多岐にわたる事業を展開しながら地域で活動されています。

神戸で一際輝くPLASTさんの魅力を、実際の写真も交えながらお伝えしていきたいと思います!

プラストの理念

プラストは想いを叶えるカラダをつくるを理念に、利用者さまの思い通りの体型・思い通りの運動・思い通りの生活の獲得を目指し活動しています。

専門的な知識や技術をもった医療従事者が地域に貢献できる機会をもうけ、未病の段階より適切なサービスを提供し健康寿命の拡大や元気増進を推進します。また、スタッフは面白いことをしようとする「ワクワク感」を大切に行動します。

実際の事業所見学!

かわむー
かわむー

実際に、代表の廣田恭佑さんにご案内いただいた介護事業所保育園就労施設の様子を、写真も交えながらご紹介していきます!


リハビリモンスター神戸・芦屋・苦楽園

リハビリモンスターは、介護を予防することに特化した施設です。「65歳からずっと動けるカラダをつくる」をテーマに、65歳以上で身体機能に不安を抱えている方や病院での手術を経験した後に継続した運動方法が分からない方を対象に、1時間程度の運動を提供しています。現在は神戸市長田区の他に、芦屋市と西宮市(苦楽園)にも店舗展開しているそうです。「リハビリモンスター」というキャッチーで面白い名前の通り、施設内のデザインにもこだわられており、とても明るく楽しい雰囲気で運動が提供されていました。


プラスト訪問看護ステーション

神戸市長田区を拠点に、在宅での生活に不安を抱える方に訪問看護・訪問リハビリを提供しています。対象は、小児・精神・高齢者と幅広く、どんな人や状態であっても対応できるような体制が整備されています。事業所は商店街の中にあり、スタッフの皆さんが明るく雰囲気が良いので魅力的でした。


福祉用具専門店 フィジオデザイン

ベテランの福祉用具相談員+複数名の理学療法士を配置した福祉用具貸与・販売事業所です。暮らしの中の動線など生活環境、身体機能や日常生活動作といった様々な視点からADLやQOLの向上をお手伝いされています。こちらも商店街の中にあり、全面ガラス張りの非常にオシャレな外観です。


久遠チョコレート神戸

障害者手帳をお持ちの方を対象とした就労継続支援B型の事業所です。ハンディキャップを持った方がやりがいのある仕事に取り組めることをテーマに、チョコレート作りを実践しています。看護師や作業療法士がサポートしていました。実際に食べさせていただきましたが、見た目がとてもかわいく、味も濃厚でとても美味しかったです。


保育園 ジャングル・ラボ

0〜2歳児を対象とした小規模保育園で、企業主導型保育園となっていました。こちらも商店街の中にあるため、送迎がしやすくお子さんをもつスタッフは働きやすい環境だと感じました。保育園は、「非認知能力」と呼ばれる成長に必要な意欲・協調性・自制心・創造性・計画性・コミュニケーションなどを高める保育に注力しているそうです。地域の方々と自然と交流し、地域のなかで育っていく環境が魅力的でした。

かわむー
かわむー

その他、リハビリ特化型デイサービスの「プラスト新長田」や児童発達支援・放課後デイサービス「 ヒミツキチ」、医療・福祉の会社を対象としたデザイン事務所「クリエイティブロケット」などの事業所も同じ商店街の中にあるそうです。

徒歩圏内であらゆる事業所を行き来できるので、スタッフの連携も密に取られていました。

また、プラストでは「カタテバル」という脳卒中片麻痺の方と作るバル形式の料理イベントや、多職種連携のために開かれた「コミュニティバー」が企画・運営されています。

さらに、「joint motion」というストレッチ用の運動補助ツールを理学療法士が開発したり、脳卒中片麻痺の方のための本や絵本が出版されたりするなど、オリジナル企画もたくさんあるです。本当に幅広い分野でご活躍されていて、驚きです!


理学療法士が開発した「joint motion」
コミュニティバーで交流を図るスタッフの喜多さん(理学療法士)
業務後に社長や若手スタッフが集まり、熱い話が繰り広げられていた

利用者さんの声

かわむー
かわむー

実際にリハビリモンスター神戸に通われている90代の「とめこさん」にお話を伺いました。

とめこさんが、リハビリモンスター神戸に通われることとなったきっかけを教えて下さい。


とめこさん
とめこさん

私は、リハビリモンスターに通うようになってちょうど1年になります。5年前と2年半前に肺や大腸の病気をして以来、手術を何回かしたこともあり、退院後は家でテレビ見ながらゴロゴロする時間が長くなっていました。

そんな状況を見た、ここに先に通っていた私の妹が「一緒に通ってみよう」と声をかけてくれたのがきっかけで私も通うようになりました。

ここはどの先生もみな親切にしてくれていいですわ。今では、1日に1回は家を出て活動するようになりました。

また、65歳頃からはじめたフォークダンスも再開し、楽しみながら続けています。月4回、電車に乗って通うんです。



かわむー
かわむー

年齢を感じさせないくらいパワフルで素晴らしいですね。

とめこさんの現在のリハビリの目標はなんですか? また、普段どんな運動をされているのか教えて下さい。


とめこさん
とめこさん

お墓に通い続けられるように頑張っています。年に3回くらいは娘に連れて行ってもらうんですが、坂が多いし結構大変なんです。体力が落ちないようにしないといけないですね。

毎日外を歩いたり、週1回のフラダンスもいい運動になっています。

ここでの運動は、今日はゴムボールを足に挟んで押す運動をしましたね。足はやっぱり丈夫じゃないといけないから、ここは足をよく運動してくれるからいいですよ。膝を痛めたことがあるから、足を動かす大切さはよく分かります。



かわむー
かわむー

とめこさんが、リハビリを続けられる原動力は何なのでしょうか?


とめこさん
とめこさん

身体が動く喜びを実感できることでしょうか。

ここに通うようになって、座ったり立ったりするのが楽にできるようになったのでとても嬉しいです。


また、運動が終わった後にみんなで食事にいくのも楽しみなんですよ。ここは商店街だから、喫茶店もあるからね。今日はこの後、下のスーパーに行ったり野菜屋さんを見たりして帰ろうと思います。


かわむー
かわむー

身体が動く喜びが「もっと動いてみよう!」という活力に変わっているのですね。

現在も精力的に活動されているとめこさんのパワフルさにとても感銘を受けました!これからも、ずっとずっとお元気で、大好きなフォークダンスの継続と、お墓参りが続けられるといいですね。

とめこさん、貴重な声をお聞かせいただきありがとうございました。

プラストが街の一部として、住民の暮らしを支えているということが改めてよく分かりました。



代表・廣田さんの声

■ 廣田恭佑さん
PLAST代表取締役 / 大正筋商店街理事 /理学療法士

1987年兵庫県神戸市出身。理学療法士として回復期リハビリテーション病院に勤務後、株式会社PLASTを新長田に設立。リハビリ特化型デイサービス、保育園、訪問看護ステーション、福祉用具、チョコレート店、カフェ、おやこふらっとひろばデザイン事務所など社会に必要な“マチ支え”をテーマに9拠点を運営している。その他、神戸学院女子駅伝競走部、大正筋商店街の理事としても活動中。


かわむー
かわむー

代表の廣田さんにも、お話を伺ってみたいと思います。

プラストさんは非常に幅広い視点から住民の暮らしの中に入り込まれているなと感じました。廣田さんがプラストの運営で心がけていることは何なのでしょうか。


廣田さん
廣田さん

PLAST(プラスト)は、地域に医療現場で培った技術と知識を提供したいという想いから、理学療法士である私と看護師が立ち上げた会社です。

現在の医療介護福祉業界には課題が山積しています。それらを一つずつ解決していくために、子どもから高齢者まで幅広い事業へと展開してきました。

これからも、常に柔軟な発想を持ち続けることを意識し、多くの取り組むべき課題の解決に向き合い続けます。

私は、医療や介護・福祉の業界にあるネガティブなイメージをポジティブに変えるために、「私たちがやらない限り世に起こらない価値を想像し、カタチにしよう!」というのをモットーに、これからも成長し続けます。

また、プラストには看護師やリハビリ職といった資格以外に、ピラティス、TRX、ヨガといった資格を持ったスタッフも在籍しています。その方たちは「自費サービス」としてプラストの施設を使用し副業を実施しています。新しい働き方も常に模索し続けたいです。


かわむー
かわむー

プラストは商店街を拠点に展開されていることで、ヘルスケア課題のみならず商店街や地域の本当に多くの社会課題に向き合われていることを実感しました。そしてそれらを、クリエイティブに面白がりながら解決していかれる姿にとても胸を打たれました。プラストのような事業所が全国に増えていって欲しいなと思います。

また、取材を通して私がとても印象的だったのは、熱意のある若手職員が本当に多いということです。「この課題に対してこうしたい!」「こんなアイデアを実現したい!」「企画書見て下さい!」と、社長に想いをぶつけにくるスタッフの目はとても輝いていて眩しかったです。

そんな職員に対して、「それ、いいやん!面白いね」「ここがちょっと甘いから、もう少しねってみようか」と、代表の廣田さんも真剣に耳を傾けコメントされます。

プラストがクリエイティブで勢いをもって業界の最先端を走り続けられているのは、こういったハードだけではない内部の熱量、職員の働きがい・生きがいも丁寧にケアされているからだと改めて感じました。

取材に丁寧に対応してくださった代表の廣田さん、スタッフの皆様、利用者のとめこさん、本当にありがとうございました。これからもプラストのさらなる発展を祈念しております。


会社概要

 社名 
株式会社 PLAST
代表取締役 廣田恭佑さん

 開設
2014年12月19日 

■ 事業内容
・デザイン経営
・デイサービス
・訪問看護
・保育園
・放課後等デイサービス
・福祉用具
・カフェ
・工房
・就労継続支援B型
・その他

■ 職員
正職員51名(非常勤職員含め80名)
・理学療法士 20名
・作業療法士 3名
・看護師 7名
・保育士 4名
・デザイナー 1名

■ 所在地
〒653-0036
神戸市長田区腕塚町4-2-1

■ 問い合わせ
TEL:078-647-7549
FAX:078-647-3102
お問い合わせフォーム

■ 関連情報・SNS
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かわむー
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代表で理学療法士の廣田恭佑さんのインタビュー記事はこちら

写真提供:くらしフォトグラファー・しんたろう

ぜひ合わせてご覧ください。



以上、本日は兵庫県神戸市長田区の商店街を拠点に「まち支え」事業を展開をされているPLAST(プラスト)さんを紹介させていただきました。


一人でも多くの方に、PLAST(プラスト)と代表・廣田さんの素敵な想いと魅力がお届けできれば幸いです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


今後ともリハノワをよろしくお願いいたします!


かわむーでした。




この取材は、施設から同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。




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※取材先や取材内容はリハノワ独自の基準で選定しています。リンク先の企業と記事に直接の関わりはありません。

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