【リハビリ当事者の声】私の原動力は“孫”!脳梗塞後遺症で悩んでいる人に、「とにかく弱気になるな!」って伝えたい。 | ふくちゃん

みなさんこんにちは、リハノワ.comのかわむーです!

本日は、うるおい訪問看護リハビリステーションさん協力のもと、脳梗塞後遺症がありながらも、お孫さんのために一生懸命リハビリに取り組まれている、広島県在住の70代女性「ふくちゃん」を取材してきたので、みなさんにご紹介したいと思います!

かわむー
かわむー

うるおい訪問看護リハビリステーションさんの紹介はこちら
担当セラピストの中田恭輔さん(理学療法士)の紹介はこちら
ぜひ合わせてご覧ください。

ふくちゃんとリハビリ

顔がふっくらしとったけぇ、昔っから「ふくちゃん」って呼ばれとったんよ。と、満遍の笑で話されるのは、3年前に脳梗塞を患ってい以来、訪問リハビリにてリハビリを頑張られているふくちゃん。
綺麗な桃色の紅と笑顔がとっても似合う、チャーミングな女性です。

ふくちゃんが脳梗塞を患ったのは今から3年前の秋。
右半身に麻痺が生じ、理学療法や作業療法などの入院リハビリを3ヶ月間実施。その後、家族と住む自宅へ退院し、以降は訪問リハビリを週2回継続されています。

目標は「孫に会いに行く」こと!

ふくちゃんのリハビリの目標は、「幼い頃から面倒を見ている可愛い孫に会いに行く」こと。
退院当初からこれをモチベーションに、日々リハビリに取り組まれているそうです。

お孫さんの住む家までは、自宅からバスと電車を2回乗り継ぎ、なんと1時間以上もかかるのだそう!歩くことのみならず、段差を上り下りしたり、バランス能力を鍛えたりしないといけないので、簡単な目標ではなさそうです。

目標を達成し、無事お孫さんの家に着いたら、大好きなカレーライスを作ってあげたり、おにぎりを握ってあげたりしたいそうです。お孫さんの話をされる時のふくちゃんは、本当に優しい目をしています。

かわむー
かわむー

自分のためではなく、人のために!という想いが、リハビリを頑張るモチベーション、そしてその維持につながっているんだなぁと実感しました。
ふくちゃん、引き続き頑張ってください!私かわむーも応援しています!

右肩痛との戦い

退院後に出現した右肩(麻痺側)の痛みは、約半年くらい続き、とても辛かったようです。
洗濯物干しなどにも手が届きづらく時間を要し、日常生活もかなり苦労したそう。

そんな肩の痛みは、リハビリをすることによって次第に薄れていったとのこと。今では痛みなくスムーズに動かせるようになっています。リハビリの先生と一緒に運動をしたり、自主練習にも取り組まれ「右肩が痛みなく動くようになった時は、本当に嬉しかった」と言われてました。

かわむー
かわむー

「痛み」というのは生活の質(QOL)に大きく関わっているんだなと改めて感じました。医療者側は、なんとか痛みなく動けるように調整してあげないといけませんね。
ふくちゃんの当時の自主練習は、次項で紹介します!

ふくちゃん直伝!リハビリ講座

退院後、自宅で一体どのようなリハビリに取り組まれているのか、実際にふくちゃんに教えてもらいました。ここではその一部を写真付きで紹介したいと思います!


①ボールを使った肩挙げ練習
ボールを両手で持ち、精一杯持ち上げたところで5秒間キープします。
これを、5回程度繰り返します。



②ふくらはぎのストレッチ
両手を支えた状態で、片方の足を後ろに引きます。体重をぐ〜っと前にかけ、アキレス腱を伸ばします。
10秒以上しっかりと伸ばします。これを左右両方行います。



③ 書字練習
チラシなどの紙を使用し、まずは直線を引く練習からスタート。
まっすぐ引けるように上達したら、お次は名前の練習などを行なったそうです。
写真の字は、当日ふくちゃんが実際に書いてくださった字です。お上手!



その他:
歩く練習や日々の家事を行うことがリハビリだと話すふくちゃん。
家庭内での役割を持ち、積極的に行動されているようです。

メッセージ 〜リハビリを始めた当時の自分へ〜

脳梗塞発症直後、病院の先生から「歩けません」と言われ、チクショー!と思ったそうです。

そんな当時の自分に、
「しっかりとリハビリをしていれば、ゆっくりでも、必ず良くなる日がくるよ」と言ってあげたいと話すふくちゃん。

当時のふくちゃんが感じていた先の見えない不安や絶望。
入院中のリハビリは、毎日午前午後・土日も休みなく行われ、辛いなっと感じることもあったようですが、そんな自分へ前向きなメッセージ・エールを送ってあげたいそうです!

きっと、今、同じようにリハビリを頑張られている方にも届くことでしょう。


メッセージ 〜リハビリを頑張っている仲間へ〜

はじめは辛くてしんどいけど、一気にはできないし良くならないから、ぼつぼつとしてたら必ず良くなるよ。大丈夫。

「弱気になるな〜!」って、応援したい!

これまで優しい口調だったふくちゃんから、最後は力強いメッセージをいただきました。たくさんの困難を乗り越えてきたふくちゃんの言葉だからこそ、とても心に響きました。

ふくちゃんの前向きな姿に感動したかわむーでした。
ふくちゃん、本日は本当にありがとうございました!





以上、本日は、広島県在住の訪問リハビリに取り組む「ふくちゃん」を紹介させていただきました。

一人でも多くの方のリハビリの励みや元気に繋がると幸いです。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後ともリハノワ.comをよろしくお願いいたします!


かわむーでした。



※この取材は、本人またはご家族の同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

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