みなさんこんにちは、リハノワ.comのかわむーです!
本日は、広島県にある訪問看護ステーション リライフ井口さん協力のもと、肺腺癌に対する抗癌剤治療を行いながらリハビリに励む60代男性「NOBさん」を取材してきたので、みなさんにご紹介したいと思います!
NOBさんとリハビリ
優しい笑顔と明るいお話でみんなを和ませてくれるのは、広島県在住の60代男性 NOBさん。
目尻にシワを寄せながらくしゃっと笑う笑顔がとっても素敵な男性です。
NOBさんの身体に肺腺癌が見つかったのは、今から6年3ヶ月前。
会社の健康診断で、3ヶ月ほど咳が止まらないことを相談し先生にすすめられて撮ったCTにて、肺に4cmの腫瘍があることが判明。同時に骨転移も見つかり、抗癌剤での治療が開始となりました。抗癌剤は3週間程度の入院を1クールとし、数クール実施。その後、1年半前に左手足に麻痺が出はじめたのをきっかけに、脳転移が見つかりました。病院での治療や入院リハビリを経て、退院後からは訪問リハビリを開始。現在は抗癌剤治療も行いながら、週に1回の訪問リハビリと、週に2回のデイケアにてリハビリを継続されています。
目標は歩いて○○に行くこと!
1年半程前から訪問リハビリを開始され、現在は週に1回取り組まれているそうですが、今現在のリハビリの目標はなんですか?
NOBさん:
以前のように「普通に歩けるようになる」のが目標ですね。
良くなったと思ったら悪くなったりして、なかなか一進一退で思うようにはいかないんだけどね。
口で言うほど楽じゃないけど、また歩けるようになるのが今の僕の目標です。
歩けるようになったら、どこか行きたいところはありますか?
NOBさん:
歩けるようになったら、とりあえずお買い物に行きたいですね!
今は週に2回ヘルパーさんが車椅子で連れて行ってくれているんですが、それまでは1日8000歩くらいかけて歩いて行ってたんです。
料理が趣味だから、チラシを見ては安いところを求めてスーパーをハシゴしてました。、、主夫でしょう?
近くのスーパーは500mくらいの所にあるから、それくらいは杖で歩けるようになりたいですね。
料理が趣味とは素敵ですね!
スーパーもチラシをチェックし回られていたとは、まさに、主夫です!
一進一退で、思うようにはいかない時はもどかしさも感じられると思いますが、無理をせず、マイペースで。私も応援しています!
NOBさん直伝!リハビリ講座
自宅で一体どのようなリハビリに取り組まれているのか、実際にNOBさんに教えてもらいました。
ここではその一部を写真付きで紹介したいと思います!
①体幹のトレーニング その1
四つ這い位で対側の手足を上にあげます。
グラグラしないようにしっかりと体幹に力を入れます。
②体幹のトレーニング その2
膝立ち位でバランス練習です。
体がグラグラしないように、しっかりと体幹に力を入れます。
③歩行練習
理学療法士の先生と一緒に、天気の良い日は外で杖を持って歩く練習をします。
おうちの中は杖なしで伝って歩きます。
④手作業の練習
細かい指の練習として、いらなくなった新聞紙や広告紙で「ゴミ入れ」を作ります。
新聞紙を使ったゴミ入れは、ガムテープで補強までしてある丁寧さ!クオリティ非常に高いです。
“仲間”の存在
NOBさんはとても笑顔が素敵で明るくて、リハビリに対しても目標を持ち非常に前向きな方だなという印象を受けたのですが、その “原動力” は一体なんなのですか?
NOBさん:
僕はね、“一日一日がいかに面白いかどうか” それだけです。
“気持ち” が大事だと思っています。
心が折れることはあるけど、折れてばっかだとやっとられんのでね。
仲間と楽しいことをするのが好きで、それが結構パワーになっています。
同級生とLINEグループを作ってね、今もみんなで飲み会したり花見をしたり、BBQしたり餅つきしたり、いろいろ楽しんでいるんですよ。
“おもろいことをする” これは昔からのNOBさんのモットーだそうです。
「人生おもしろい方がいいよね!」と、明るくお話されるNOBさんからはとても強いパワーを感じました。今でも頻繁にあっている同級生の方々の存在も、かなりパワーになっているようでした。これからも皆さんとの楽しい時間を楽しんでくださいね。
NOBさん、本日は本当にありがとうございました!
以上、本日は、肺腺癌に対する抗癌剤治療を行いながらリハビリに励む60代男性「NOBさん」を紹介させていただきました。
一人でも多くの方のリハビリの励みや元気に繋がると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後ともリハノワ.comをよろしくお願いいたします!
かわむーでした。
※この取材は、本人またはご家族の同意を得、行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
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