神戸ロボケアセンター|兵庫県神戸市

みなさんこんにちは、リハノワのかわむーです!

本日は、兵庫県神戸市にある「神戸ロボケアセンター」さんを紹介します。

実際に施設内や、装着型サイボーグ・HAL®を着用しリハビリする様子も見学させていただいたので、写真を交えながらお伝えしていきたいと思います。

公的保険適応外(医療保険や介護保険が使えない)サービスです。

施設概要

会社名
『神戸ロボケアセンター

設立
2019年10月1日

■ センター長
石井 亨宏(いしい・あきひろ)さん

社会福祉士

営業日時
平日:10:00~18:00(祝日も対応)
休日:木、日

■ スタッフ
理学療法士:2名
介護福祉士:2名

事業内容
身体機能が低下した方や障がいをお持ちの方に対して、装着型サイボーグHAL®を用いて、脳神経・筋系系の機能改善を促すプログラム である「Neuro HALFIT®」を提供

■所在地
〒650-0047
神戸市中央区港島南町1-5-2
キメックセンタービル1階

電話:080-9740-3375

アクセス
電車:神戸新交通ポートアイランド線
医療センター駅から徒歩1分 

神戸ロボケアセンターが入るキメックセンタービルの外観
ロボケアセンターは1階

■ ロボケアセンターグループについて
ロボケアセンターは、CYBERDYNE株式会社(茨城県つくば市)が研究・開発・製造・販売する、装着型サイボーグHAL®を用いた機能向上を促すプログラム「NeuroHALFIT®」を中心に、地域住民の健康づくりの支援を行う。国内随一のHAL®専門トレーニング施設として2014年1月より事業を開始し、2020年10月現在、全国で16箇所に展開している。これまで脊髄損傷、脳卒中後遺症、筋力低下による歩行困難者など、多くの人が装着型サイボーグHAL®のプログラムを利用している。

CYBERDYNE株式会社について
CYBERDYNE株式会社は、人・ロボット・情報系を融合複合した「サイバニクス技術」を駆使し、社会課題の解決と新産業創出を推進する未来型企業である。「テクノロジーは人や社会の役に立ってこそ意味がある」という理念のもと、世界初の装着型サイボーグHAL®に代表される革新的技術の研究開発から、臨床研究、製品開発、社会実装に至る全ての取り組みを一気通貫で実現している。


センター長<br>石井さん
センター長
石井さん

ロボケアセンターは全国に16拠点あり、私は神戸と大阪のロボケアセンターのセンター長を務めています。

私がHAL®と出会ったのは2011年のことでした。その素晴らしさに魅了されすっかりとファンになった私は、自身の社会福祉法人に導入しました。

その後、2018年に大阪ロボケアセンターを、翌2019年に神戸ロボケアセンターをオープンしました。

各地域のロボケアセンターと同様、身体機能が低下した方や障がいをお持ちの方に対して、脳神経・筋系系の機能改善を促すプログラムである「Neuro HALFIT®」を提供しています。


施設の様子

実際に施設内を見学させていただきました。

歩行練習が十分に行える広々としたスペース
たくさん取り揃えられたHAL®
HAL®モニター
(本体コントローラーから発信された整体電位信号が画面に表示される)
モーショントレーニングシステムTANO
(リハビリを楽しみながらできる仕掛けが盛りたくさん)

実際のリハビリ風景

かわむー
かわむー

実際のリハビリの様子も見学させていただいたので、その様子をお伝えします!

リハビリをされているのは、19歳当時の事故で頸髄を損傷し、以降、車椅子で生活されている中村珍晴さんです。


リハビリ開始。まずは、プラットフォームに移乗します。
(スタッフで理学療法士の木谷さんと谷口さん)
準備運動から始まります。
続いて、足にHAL®専用の電極が貼られます。
座位にて専用のベルトを装着します。
装着完了。カメラ目線いただきました。
続いて、HAL®の装着です。
専用の歩行器で免荷した状態で、HAL®が丁寧に装着されます。
そしていよいよ、歩行練習開始。
連続5週歩くも、涼しい表情の中村さん。
後ろはこんな感じになっています。
こちらが、HAL®本体のコントローラーです。

インタビュー

実際にリハビリを受けられていた中村さんと、センター長の石井さんにインタビューしてみたいと思います。まずは、中村さんから。

かわむー
かわむー

実際にHAL®を装着し歩行されてみて、その着け心地や歩きやすさといったところはいかがですか?


中村さん
中村さん

歩かされているのではなく、自分の意思で歩いているという感覚が強くあります。

僕は普段は車椅子で生活しているので、すごく疲れそうだなと思っていたのですが、実際には連続で5週くらい歩いてもそんなに疲れることはありません。

2週間に1回のリハビリではありますが、HAL®で歩行練習を始めるようになって、日に日に歩くのも上達してきているように感じます。

僕は、怪我をした直後から、“もう一度立って歩きたい” と強く願ってきました。でも、一般の病院や家ではなかなか出来ることではないので、非常に良い経験となっています。


続いて、センター長の石井さんにインタビューしてみたいと思います。

かわむー
かわむー

石井さんは、HAL®を使用して歩くことに挑戦する多くの人を見てこられたと思いますが、どんな瞬間に嬉しいとか、やりがいを感じますか?


センター長<br>石井さん
センター長
石井さん

そうですね、私は、HAL®を使用した方がちょっとでも「動けた!」と言ってもらえた時に喜びを感じます。

人それぞれだとは思いますが、使ってみて、その方が笑顔になる瞬間が一番嬉しいですよね。例えば、脳性麻痺の方が、初めてかかとをついて歩けた時はとても嬉しかったです。「まだ動かせるかもしれない」と希望を持ってもらえることが、何よりの喜びです。

その方のQOLが上がると、周りのみんなも嬉しくなりますよね。そういったところに、HAL®の可能性を感じています。


かわむー
かわむー

今後、HAL®を使用して活動の幅を広げるとしたら、どういったことをしていきたいですか?


センター長<br>石井さん
センター長
石井さん

そうですね、子どもやグループレッスンへの応用、スポーツにも積極的に取り入れていけるといいですね。

また、介護分野におけるフレイル予防としても、活躍してくれると期待しています。


かわむー
かわむー

石井さん、ありがとうございました。

HAL®を通して未来への可能性をサポートするロボケアセンター。一人一人のなりたい姿を全力でサポートする体制やスタッフの方々の情熱から、今後のロボットリハビリの分野をさらに高みに導いてくれることを確信しました。

神戸ロボケアセンターの今後のさらなるご発展とご活躍を、心より応援しております!

石井さんをはじめ、取材・見学に丁寧にご対応いただいたスタッフの皆さま、リハビリを見学させていただいた中村さん、本当にありがとうございました。



<神戸・大阪ロボケアセンター関連情報>
ホームページ
Instagram
・リハビリに励まれていた中村さんの記事




以上、本日は兵庫県神戸市にある「神戸ロボケアセンター」さんを紹介させていただきました。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


今後ともリハノワをよろしくお願いいたします!


かわむーでした。




※この取材は、施設の同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

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