みなさんこんにちは、リハノワのかわむーです!
本日は、東京都町田市にある「ヨリドコ小野路宿(おのじじゅく)」さんを紹介します。
ヨリドコ小野路宿は、鎌倉街道の旧宿場町として栄えた町田市小野路町にある古民家を改装した複合施設で、まちだ丘の上病院(まちおか)が運営しています。訪問看護ステーションやカフェキッチン、集会所や蔵、裏山(竹林)、菜園などがあります。
実際にヨリドコ小野路宿の施設内を見学させていただいたので、写真を交えながらその魅力をお伝えしていきたいと思います。
施設の概要
施設の入り口にある看板
■ 施設名
『ヨリドコ小野路宿』
■ 運営会社
一般財団法人ひふみ会(まちだ丘の上病院)
代表理事:藤井 雅巳さん
■ 設立
2020年秋
■ ヨリドコの由来
医療や健康や人々のつながりが溶け込んでいる、そんな“拠り所”を目指して
■ 施設・事業内容
・訪問看護ステーションヨリドコ
・kitchenとまりぎ
・集会所
・蔵
・里山(竹林)
・菜園
■ 営業日時
訪問看護ステーション:
平日8:30 ~ 17:30(土日休み)
kitchenとまりぎ:
不定休となっておりますのでこちらでご確認ください
■所在地
東京都町田市小野路町892-1
電話:042-860-5602
■ アクセス
<小田急線鶴川駅の場合>
駅北口5番乗り場から小野路経由多摩センター駅行き(鶴32系統)、または町田バスセンター行き(町36系統)のバスで所要時間13分、「小野神社前」下車、徒歩2分
現金運賃:240 円(IC運賃:231 円)
<小田急線・京王線・多摩モノレール 多摩センター駅の場合>
駅南口10 番乗り場から小野路経由鶴川駅行き(鶴32系統)のバスで所要時間12分、「小野神社前」下車、徒歩1分
現金運賃:250 円(IC 運賃:242 円)
<小田急線・JR 横浜線町田駅の場合>
町田バスセンター14 番乗り場から図師・五反田経由鶴川駅行き(町36系統)のバスで所要時間約30分、「小野神社前」下車、徒歩1分
現金運賃:300円、IC運賃:294円
ヨリドコ小野路宿のマップ
施設の使命
『あるといいなが あるところ』
現代社会における病院のイメージ「病院っぽさ」を変えるべく、「自分たちが地域の人たちの近くに行く」ことを掲げヨリドコ小野路宿が生まれました。
小野路町の中心地、宿通りの町並みは宿場町の風情を残し緑豊かな自然に囲まれています。何百年も続く日常の中に、自然と“医療” や “健康” が溶け込んでいく、そんな場所を目指しています。
「なければならないもの」は、世の中にそれなりにあふれている。でも、「あって欲しいもの」は、欲しがり始めると際限がありません。それに、何かを求め続けることが、人々の生活を豊かにするということでもない。だから、「あるといいながあるところ。」くらいがちょうどいいのではないか、と考えました。
1. 人と『繋がる場』
困った時に相談できる人がいる、やりたいことを応援してくれる人がいるところ
2. 力を『生かす仕組み』
自分のやりたいことができる、誰もが役割を持つことができるところ
3. 学びを『育む場所』
誰もが学びたい時に学ぶことができる、そこに、教わることができる人がいるところ
探検!ヨリドコ小野路宿
kitchenとまりぎや竹林、訪問看護ステーションなど施設内を案内していただきました!写真を添えてご紹介していきたいと思います。
■ kitchenとまりぎ
ヨリドコの施設内のちょうど真ん中付近に位置する「kitchenとまりぎ」は、食 × 健康 × 医療 × つながりを軸に運営されています。
店主は理学療法士の三神さん。病気や障がいを負って「どうせもうできない」と諦めていることを「実現できる場所」にしたいと思われています。食を通して、人と人との繋がりや新しい考えやアイデアの創造、さらには、病気にならない身体づくりに力を入れられているそうです。
日替わりランチや美味しいコーヒーがの飲めるkitchenとまりぎは、ランチタイムは12:00~14:00、カフェは14:00~16:00でオープンしています。
(営業日は不定期だそうなので、詳しくはこちらのHPをご確認ください)
とまりぎの入り口
日替わりランチ
店主の三神さん
店内には地域の方が集まり歓談している
■ 竹林
ヨリドコの裏山は、小高い山の「竹林」になっています。子どもたちも気軽に入れるように、管理人の大関さん(理学療法士)が丁寧に整備されています。竹林を貸し切ってワークショップや竹細工に用いる竹の切り出しなどの体験会もを開催しているそうです。
大関さんによる手作りの階段
竹林の中
竹林を管理する職員の大関さん(理学療法士)
■ 集会所
ヨリドコにある3棟の建物の中央にあるのが、広さ約33㎡の集会所です。天井が吹き抜けとなった開放的な空間は、レクレーションや研修・集会などのイベントのレンタルスペースとして貸出しているそうです。バリアフリーのトイレや、古い柱を活かした設計がとても魅力的です。
開放的な空間
バリアフリーのトイレ
■ 蔵
3棟の建物のうち一番奥にあるのが、広さ約20㎡の「蔵」です。2階建てになっており、ギャラリーやワークショップなどのレンタルスペースとしても利用可能だそうです。
■ 訪問看護ステーション
“ここで生きる” を理念に、町田市周辺の方々の暮らしをサポートされています。「ここ」は、住み慣れたところ、「生きる」は生きたいという希望・生きるという覚悟を意味しているそうです。
看護師による医療処置や健康状態の観察、理学療法士によるリハビリテーションなどの保険内サービスと、介護保険や医療保険ではない訪問やエンゼルケア(亡くなった後のケア)などの自費サービスを展開されています。
訪問エリア:町田市、多摩市、川崎市、相模原市(詳しくはこちらのHPをご覧ください)
訪問看護ステーションの事務所外観
事業所内にある和室
■ その他
「菜園」
素敵な音で癒してくれる「ししおどし」
かわいい緑のポスト
入り口付近にある「きんじょの本棚」
入り口隣にある掲示板
古民家を改修されたそれぞれの素敵な建物、理学療法士の大関さんが愛情込めて管理している竹林、また、kitchenとまりぎの美味しいランチと珈琲など、ヨリドコのあらゆる仕掛けやスタッフの方々の想いにとても感動しました!
鎌倉街道の旧宿場町として栄えた街並みにしっかりと馴染み、多種多様な人がふらっと入ってくるまさに「拠り所」となっている空間でした。
取材に丁寧に応じてくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
ヨリドコ小野路宿のさらなるご発展を、心より応援しております。
以上、本日は東京都町田市にある「ヨリドコ小野路宿(おのじじゅく)」さんを紹介させていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後ともリハノワをよろしくお願いいたします!
かわむーでした。
※この取材は、施設の同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
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