重症児のためのオンライン摂食リハ|びぃどろ

施設・会社

みなさんこんにちは、リハノワのかわむーです!

本日は、オンラインで重症児の摂食リハビリを展開されている「びぃどろ(代表:長岡菜都子さん)」をご紹介します。

実際にオンライン指導をされている様子を見学させていただいたり、今後の展望についてお聞かせいただいたりしたので、写真も交えながらその魅力をとことんお伝えしていきたいと思います。

「びぃどろ」とは

「食べられる重症児を育む」を使命に、代表であり言語聴覚士の長岡菜都子さんが、LINE・ZOOMなどのオンラインプラットフォームを使用し、「重症児が家族と食卓を囲むための支援」を行っています。

2019年から活動を開始し、個人のみならず重症児デイサービスや訪問看護ステーション等の施設指導介入も多数実施されています。

また、現在は一般の方や専門職を対象とした育成事業にも力を入れられています。(育成事業に関しては記事の後半でご紹介します)

活動内容

かわむー
かわむー

内容は大きく分けて2つ、①個人向け ②法人向け で、それぞれの対象とサービス内容は以下の通りです。


■ 個人向け(戸別指導)
<対象>
・医療的ケアを抱えるお子さん
・染色体異常などの先天性疾患をお持ちのお子さん
・脳性麻痺などの重度障害をお持ちのお子さん
・未熟児等で生まれて発達に不安のあるお子さん

<サービス内容>
・食事指導
・栄養指導
・料理指導
・言語指導
・発達指導
いずれも、LINEやZOOMを使用


■ 法人向け
<対象>

・児童発達施設
・介護保険施設
・障害者福祉施設
・医療機関
・その他、食支援などに専門的なサポートを要する施設

<サービス内容>
・職員研修・指導
・オンライン利用者指導
・オンライン同行訪問

お問い合わせ

かわむー
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様々な指導がオンラインで受けられるなんて、素晴らしいですね!

予約方法お問合わせは、以下の通りです。


■ 個人向け戸別指導のお問い合わせ
LINEで「初回相談希望」と伝える
②LINE上でスケジュール調整
③支払い
④問診(フォーム使用)
⑤ZOOM相談
⑥LINEでフォロー
⑦継続用のコースも充実

(詳しくはこちらをご覧ください)


■ 法人向け指導のお問い合わせ
こちらのフォームからご相談ください。

実際のリハビリの様子

かわむー
かわむー

実際に、個人向けのオンライン指導の様子を見学させていただきました。

写真付きでお伝えしたいと思います!


ZOOMでのオンライン指導は1時間。

画面越しにお子さんと対面し、保護者の方とお話をしながら進めていきます。
人形や口の模型なども使った分かりやすい指導。また、食事姿勢に関してはオススメの座位保持装置などもご紹介されていました。
iPadも使いながら、必要な栄養素やカロリーも計算。適切なアドバイスがなされます。
かわむー
かわむー

約1時間の指導が終わったあとは、希望にあわせてZOOMの動画をお送りしているのだそうです。

振り返りがしやすいように、ポイントやアドバイスを文章にもまとめているのだとか!

動画や文字で振り返りがしやすいのは、利用者さんにとってとてもメリットでしょうね。

実際に指導の様子を目の当たりにして、オンライン指導の可能性を改めて感じました。


代表・長岡さんの声

かわむー
かわむー

びぃどろ代表の長岡さんからも、コメントを頂きたいと思います。


長岡さん
長岡さん

びぃどろでは、リハビリテーション専門職である言語聴覚士の資格をもつ「だんらんコーディネーター」が、話すことや食べることに難しさのある方に対して、その方の自宅や関連機関へ訪問し指導を行っています。

現在は活動範囲を拡大し、実際の訪問では伺えない方に対しても「スマホひとつで専門家とつながろう」を目指して、オンライン相談室とメール相談室を全国各地を対象に展開し、ご利用者様のだんらん作りのお手伝いをさせていただいています。

「はなすこと・たべることを支援する」それはつまり、大切な人たちとのだんらん作りの支援です。

全ての人が、自宅・施設・病院・学校など、どの生活ステージでも大切な人と“だんらん” し、笑顔で過してほしい。そんな想いを大切に、びぃどろは活動の幅を広げています。


かわむー
かわむー

「びぃどろ」のという名前の由来を教えて下さい。


長岡さん
長岡さん

びぃどろは、ガラス製の玩具から名付けています。強く吹きすぎると割れてしまうし、弱すぎると音が出ない玩具です。

それと同じように、利用者さまと専門職との距離や関係も、“適度なもの” が心地よいと私は考えています。必要なくなったらむしろ忘れてもらえるくらいがちょうどいい。専門職とはそんな存在で在りたいと思っているのです。

そういった思いが、私が「びぃどろ」と名付けた理由です。



かわむー
かわむー

オンラインでの指導に可能性を感じたエピソードや、びぃどろのやりがいについて教えて下さい。


長岡さん
長岡さん

まずはじめにオンライン指導の可能性を感じたのは、ダウン症と診断された友人の子どもに関わらせてもらった時です。

友人の子どもは、ストマ(人工肛門)や経鼻胃管、酸素管理など医療的ケアを必要とする状態で、生後1ヶ月半で退院しました。医療処置に関しては素人であるが友人が、一人でNICUに入院しているレベルの子どもを自宅でみることになった上、きょうだい児もいたため、それはもう大変そうでした。

わたしは、直接会いに行って指導をしたり、LINEなどのオンラインを駆使しアドバイスを続けました。その結果、少しずつ医療的ケアがなくなっていき、なんと出産から1年後、友人は職場復帰することができたのです。

この時に「オンラインには未来がある」と可能性を感じました。

びぃどろとして独立してからも、重症児を対象に食事の指導を行っています。「本当に食事指導がオンラインでできるの!?」と疑問を持たれることもありますが、わたしは、「食事指導こそオンライン」だと思っています。

食事は決まった時間に始められるし、今からやるのが分かるため録画もしやすい。また、食事介助のテクニックは動画を共有することで再現性が高いのです。

オンライン指導でのポイントは、本人への訓練ではなくお母さんと対話することです。

私は、関わってくれた保護者の方々が「びぃどろがなくてもいいよね」と感じてくれた瞬間がとても嬉しいです。また、子ども達が栄養を摂取できていることを意識して指導しているので、子ども達に栄養が入っていると分かった時は嬉しくなります。栄養がとれると脳も育つので、栄養指導がうまく行ったなと感じます。


かわむー
かわむー

びぃどろの今後の展望を教えて下さい。


長岡さん
長岡さん

今後は、オンラインによるリハビリを広める活動に力を入れていきたいと思っています。

実は、「広める」という視点が重要だと感じた私は、2021年一般社団法人オンライン臨床を設立し、一般の方向けの誤嚥ケア検定、支援者向けの誤嚥ケアインスタラクター、専門職向けのびぃどろ養成講座を作りました。また、全国の方に向けたオンライン臨床研究大会(通称:OCHC)も主催しています。

特に、一般の人や家族が知っておくことで誤嚥と誤嚥性肺炎を防ぐことができる知識をまとめた誤嚥ケア検定は、ぜひ、重症児の保護者をはじめとした一般の方に広めていきたいなと考えています。

わたしは、最終的にはびぃどろや専門職がいなくても予防できる環境や社会の実現を目指しています。



かわむー
かわむー

一般の方向けの誤嚥ケア検定は、2021年12月に クラウドファンディングを実施し、511%で達成終了されています。現在は、テキストの制作を進められているようです。

誤嚥ケア検定に興味を持たれた方は、ぜひ、こちらのnoteをご覧になられると良いかもしれません。

会社概要

■ 運営会社
一般社団法人オンライン臨床

代表 
長岡菜都子さん(言語聴覚士)
1982年11月19日生まれ / 埼玉県坂戸市出身

開設
2021年

■ 事業内容
・誤嚥ケア検定(一般の方向け)
・びぃどろ養成講座(専門職向け)
・誤嚥ケアインストラクター(支援者向け)
・オンライン臨床研究大会の企画運営(全ての人向け)

■ びぃどろの活動内容
・オンライン個別指導
・オンライン法人指導

■ 公式SNS
・びぃどろ_LINE
・びぃどろ_You Tube
・長岡さん_Instagram
・長岡さん_TikTok
・長岡さん_Facebook
・長岡さん_Twitter


かわむー
かわむー

代表の長岡さんが言語聴覚士を目指したきっかけや起業ストーリーは、こちらの記事にまとめてあります。

ぜひ合わせてご覧ください。




以上、本日はオンラインで重症児の摂食リハビリを展開されている「びぃどろ(代表:長岡菜都子さん)」を紹介させていただきました。

一人でも多くの方に、長岡の素敵な想いとびぃどろの魅力がお届けできれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後ともリハノワをよろしくお願いいたします!

かわむーでした。




この取材は、本人の同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます

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