相手の“おもい”に耳を澄ます!病院から地域へ飛び出した作業療法士|前島菜見さん

みなさんこんにちは、リハノワ.comのかわむーです!

本日は、広島県廿日市市にある「うるおい訪問看護リハビリステーション」で作業療法士として働く前島菜見さんを取材してきたので、皆さんにご紹介したいと思います!

普段お仕事をされる中で感じることや、地域で働く作業療法士として大切にされている熱い想いなど、その魅力にとことん迫っていきたいと思います!

かわむー
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うるおい訪問看護リハビリステーションさんの紹介はこちら
実際に前島さんが担当する利用者さんの声こちら
ぜひ合わせてご覧ください。

病院をやめ在宅へ

かわむー
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前島さんが普段、作業療法士として関わられている方や専門分野を教えてください!


前島さん:
私が普段関わらせてもらっているのは、“訪問リハビリ” です。

退院された方や、自宅での生活が難しくなった方に対して、心身機能の維持・向上を図るための支援を行っています。

病院や施設、通所系サービスとは異なり、実際の生活環境で利用者様それぞれの生活に沿ったリハビリを行うことができます。


かわむー
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実際の利用者さんの暮らしの中に飛び込み、リハビリを提供するのはとても面白そうですね!

前島さんは、いつから “訪問リハビリ” に携わられているのですか?


前島さん:
2年ほど前から、訪問リハビリに携わるようになりました。

元々は回復期リハビリテーション病棟のある病院で働いていました。


かわむー
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もともとはリハビリを専門的にやっている病院で働かれていたんですね!

なぜ、訪問リハビリをやってみたい!と思われたんですか?


前島さん:
病院で働いていた時は、患者様が自宅復帰してからの生活を想像して、リハビリを提供していました。

しかし、自宅へ帰ってからは、同じように運動を続けたり、機能を維持することが難しいといった話をよく耳にし、自宅に帰ってからの支援の大切さを感じ、訪問リハビリに携わりたいと思いました。


自宅だからこその苦悩

かわむー
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ここからは、前島さんが普段お仕事をされる中で感じる様々なことについてお聞きしていきたいと思います!

まずは、お仕事をする中で「大変だな」と感じることを教えてください。


前島さん:
セラピスト側がこうしたい、これをやってほしい、ということがあっても、利用者様にとって一番リラックスして過ごされている自宅では、思ったように進められないことがあります。

実際に自分が患者側だったら、家でしんどいことはしたくない。。。と感じると思います。

自主トレーニングを指導してもなかなか定着しなかったり、訪問した時しかできない方もいらっしゃいます。

かわむー
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なるほど、確かにそうですね。
私も家だと、ついつい自分に甘くなってしまいそうです、、。

そんな時、前島さんはどのような工夫をされているのですか?


前島さん:
そんな時は無理に進めず、まずは現状でできていることを褒めてモチベーションを上げたり、また、難易度を下げてみることを心掛けています。


やりがいを感じる瞬間

かわむー
かわむー

やりがいを感じる瞬間、経験などがあれば教えてください。


前島さん:
利用者様の生活が少しでも前向きになったときはとても嬉しいです!

また、「○○をやってみたい!」や「昨日○○ができました!」などの声を聞くと嬉しいですね。


相手の “おもい” に耳を澄ます

かわむー
かわむー

前島さんが、セラピストとして “大事にしていること” や “モットー” などがあれば教えてください。


前島さん:
私は、“コミュニケーション” や “利用者様の話を聞くこと” を大事にしています。

セラピストがこうしてほしいと思っていても、利用者様の思いとは違うことがあります。そのため、私はしっかりと話を聞いて、その方の “思いを聞く” ことを大切にしています。

思いを話してもらうためには、関係性を構築することが必要です。
(時にはリハビリの時間がほとんどおしゃべりで過ぎてしまっていることも・・・)

かわむー
かわむー


実際に取材させていただいた時も、利用者さんのお話を真剣に聞いている前島さんの姿がとても印象的でした!

利用者さんからの信頼も高い前島さん、その裏にはこういったスキルが隠されていたのですね!勉強になります!

前島さんからメッセージ

かわむー
かわむー

最後に、
リハビリに取り組まれている読者のみなさんにメッセージをお願いします!


前島さん:
退院してからがリハビリの本番です!

自宅でどういう生活が送りたいか、何がしたいか、数か月後、1年後のことを思い浮かべて、楽しくリハビリを続けられるのが理想だと思います。

訪問リハビリがもっとたくさんの方に知ってもらえ、自宅での生活をよりよくするための選択肢の一つとして周知されればと思います。

かわむー
かわむー

素敵なメッセージ、ありがとうございます!
退院してからのリハビリを楽しく続けるには、自分自身でしっかりと「イメージもつこと」そして「目標を作ること」が大切なのですね。

訪問リハビリも、これからさらに普及してくる分野だと思いますが、このような熱い素敵な想いを持ったセラピストがいることは、本当に素晴らしいことだと思います!

私かわむーも、暮らしをもっと豊かにする選択肢の一つとして「訪問リハビリがあるんだよ!」ということをみなさんに知っていただきたいです!


前島さん、本日は本当にありがとうございました!

カープ女子の前島さん(o^^o)





以上、本日は、広島県廿日市市にある「うるおい訪問看護リハビリステーション」で作業療法士として働く前島菜見さんを紹介させていただきました。

一人でも多くの方に、前島さんの素敵な想いがお届けできれば幸いです。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後ともリハノワ.comをよろしくお願いいたします!



かわむーでした。





※この取材は、本人の同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

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