僕とばあちゃんが作る新しい医療のカタチ | 理学療法士 佐々木慎さん

リハビリスタッフ・セラピストの紹介

みなさんこんにちは、リハノワ.comのかわむーです!

本日は、YouTubeチャンネル「ばあちゃんといっしょ!」を運営する理学療法士の佐々木慎さんを取材してきたので、皆さんにご紹介したいと思います!
慎さんは訪問リハビリで週2日働く傍ら、自身のおばあさまと2人暮らしをしながら生活の中にあるリハビリを設計、また、リハビリや高齢者をもっと身近に感じてもらいたいという思いからYouTubeチャンネルを運営されています。

ばあちゃんと2人暮らしをする中で感じることや理学療法士としての大切にしている熱い想い、今後の活動についてなど、その魅力にとことん迫っていきたいと思います!

かわむー
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・“ばあちゃん” こと「嘉江さんの記事はこちら
・慎さんが働くうるおい訪問看護リハビリステーションさんの紹介はこちら

<SNS>
・YouTubeチャンネル「ばあちゃんといっしょ!」はこちら

・慎さんのTwitterInstagramはこちらから

ぜひ合わせてご覧ください。



理学療法士・佐々木 慎さん

かわむー
かわむー

慎さんが普段、理学療法士として関わられている方や専門分野を教えてください!

慎さん
慎さん

僕はもともと、神戸にある急性期病院のレジデント制度を利用し、そこで2年間働きながら学びました。
そこでは、ICUなどの超急性期の現場から、脳血管・運動器・心大血管・呼吸器疾患などの急性期現場、そしてがん疾患などの終末期医療など、あらゆる領域のリハビリを経験しました。

この春からは地元である広島に戻り、一人暮らしをしていた祖母の家で一緒に生活をしています。そこでは “ばあちゃん専属の理学療法士” として、ばあちゃんの体調や身体状況を管理・ケアしながら暮らしの中にリハビリを取り入れています。

また、“リハビリや高齢者をもっと身近に感じてもらいたい” “ばあちゃんとの思い出を残したい” という思いからYouTube「ばあちゃんといっしょ!」を始めました。

8月末からは廿日市市に拠点のあるうるおい訪問看護リハビリステーションにて、週に2日 在宅の理学療法士として働いています。


かわむー
かわむー

急性期病院で経験を積まれた慎さんですが、なぜ、“ばあちゃん専属の理学療法士になろう” と思われたたのですか? その “きっかけ” を教えてください。


慎さん
慎さん

神戸の病院で働いている時でした。癌の終末期の患者さんとリハビリをしていた際に、その方から「おばあちゃんを大事にしてあげてね」「会うだけでも心の支えになるのよ」と言われたんです。その後その方はお亡くなりになられましたが、あの時言われた言葉が、僕はどうしても忘れられませんでした。

人の最期はいつ来るか分からないので、自分自身後悔しないためにも、“地元にいる大好きなばあちゃんのそばにいたい” と思い、広島に帰ってばあちゃんと暮らすことを決意しました。


ばあちゃん専属の理学療法士とは

かわむー
かわむー

広島へ戻り “ばあちゃん専属の理学療法士” となった慎さんですが、具体的にどんなことをされているのですか?


<br><br>慎さん


慎さん

ばあちゃんは、喘息や高血圧、変形性膝関節症があるので、体調を崩したり活動量が落ちすぎたりしないように、バイタルサインや活動量・睡眠などを毎日チェックし、時には一緒に運動をしたりしています。
また、病院への付き添いや買い物、散歩、お出かけなども一緒にします。

活動量や睡眠時間の管理には、Fitbit Flex 2 という機械を使いスマホのアプリケーションで管理しています。睡眠の変化で気になったことは、外来受診をした際に医師に相談したりもしました。


かわむー
かわむー

カラダの専門家の孫に毎日しっかりと見てもらえて、ばあちゃんはとても幸せでしょうね。


慎さん
慎さん

僕も、ばあちゃんに支えられて幸せです。

ばあちゃんにはいつも「ばあちゃんが弱くなったら僕もご飯食べれんけん、頑張って元気でおってよ!」って声をかけています。

笑って「そうじゃね〜」と答えてくれますが、僕はそれがとっても嬉しいんです。ばあちゃんは役割があると動くタイプなので、意識的に役割が作れるように声かけをしています。


かわむー
かわむー

使命感が強い方は「役割」とか「しごと」が与えられると、とても生き生きとしますよね。

お互いに支え合っている姿がとっても素敵で、温かいなと感じました。
孫として、そして理学療法士として、ばあちゃんの “生きがい” や “役割づくり” の設計も行われていて本当に素晴らしいですね。




経験することで見えた新たな世界

かわむー
かわむー

専門家として他人と家族を見るのでは、結構違って見えたりすることもありそうですが、家族だから故の大変な面などはありますか?


慎さん
慎さん

そうですね。最近、ばあちゃんも少しずつ物忘れをするようになったりしてきています。

その時に、病院で仕事として関わっているのと、家族として普段から家で関わっているのとではやはり見え方は違いますね。当然、頭の中ではわかっていますし自分自身イライラしてしまわないかという不安もあります。しかし、すごく信頼しているからこそ、近しい関係だからこそ、本当に何気ないちょっとしたことに負の感情を抱いてしまうこともたまにはあります。

そういった時は、あまり深く考えないようにしたり、少し違う時間を過ごしてみたりします。

病院で働いている時は、高齢の患者さんと暮らす家族に、「高齢だからそこは仕方ないのに!」と思うことがありましたが、実際に自分がばあちゃんと暮らすことで、その時のご家族の気持ちがとてもよく分かるようになりました。すごく良い経験になっています。


かわむー
かわむー

ばあちゃんも出演しているYouTube「ばあちゃんといっしょ!」を作る上での “苦労” や “やりがい” はどういったところですか?


慎さん
慎さん

10月は「毎日投稿企画」というのもやったりしましたが、編集する作業は結構大変ですね。動画は短く編集してお届けしてますが、実際には、ばあちゃんの喋る言葉と言葉の間も長かったり、同じことを繰り返している時もあるので、テンポを考えて結構カットしています(笑)

でも、こうしてばあちゃんとの思い出が自分で残せていけているのはかなり嬉しくて、それがモチベーションになります。好きだから続けられるんですよね。

「いつも楽しく見てるよ!」「ばあちゃんに会いたくなった!」とメッセージを貰えることもやりがいに繋がっています。

このチャンネルを通して伝えたいことの一つである、若者が高齢者を楽しく支えていく『#孝行の輪が広がっていければ嬉しいですね。


かわむー
かわむー

慎さんの話を聞いていると、私もおじいちゃん・おばあちゃんに会いたくなってきました。

慎さんの考える「#孝行の輪」が、どんどん広がっていくといいですね。



人の役に立ちたいから

かわむー
かわむー

慎さんが、理学療法士になろうと思った “きっかけ” はなんだったのですか?

慎さん
慎さん

実は、僕の父親も理学療法士なんです。
幼い頃、父に連れられてパラスポーツの水泳の大会を見に行った時に、ものすごく感動しました。

その頃から “人の役に立ちたい” という想いが強くなりました。目の前の人や身近な人や家族のために、“何かあったときにすぐに動ける人でありたい” と思い医療の道に進みました。


かわむー
かわむー

実は慎さんのお父様は小児のリハビリを専門にされた理学療法士で、かなり有名な先生です。

親子揃って、熱い情熱をもったセラピスト…! 素敵です。



“ボク二シカ” を探す

かわむー
かわむー

最後に、慎さんが大切にしている “モットー” を教えてください。

慎さん
慎さん

医療現場において目の前の患者さんに向き合う時に、僕は自分の専門である理学療法だけではなく、看護師、医師、薬剤師、栄養士など、様々な方の視点を取り入れることをとても大切にしています。

それと同時に、国民の健康を考える際には、政治や経済、テクノロジー、法律、芸術など、医療だけでなくもっともっと様々なことにしっかりと目を向けるよう意識しています。

最近では、かわむーさんから紹介頂いた、FUMIYAさんとも一緒にWEB制作をさせて頂き、とても刺激を受けています!

まだまだこれからですが、目の前のばあちゃんとの生活を楽しみながら、自分の手札を増やし“理学療法士だからこそできること” さらには “僕にしかできないこと” を探求し続けていきたいと思います。


かわむー
かわむー

医学的知識や研究などのアカデミックにも力を入れられている慎さんですが、それだけではなく、本当に広い分野、他職種の声に耳を傾け、目の前の人や社会課題に向き合われていて素晴らしいです。

慎さんにしかできないことは、たくさんたくさんあると思います!
今後のさらなるご活躍、本当に楽しみにしています。

本日は、ありがとうございました。




以上、本日はYouTubeチャンネル「ばあちゃんといっしょ!」を運営する理学療法士の佐々木 慎さんを紹介させていただきました。


一人でも多くの方に、慎さんの素敵な想いがお届けできれば幸いです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


今後ともリハノワ.comをよろしくお願いいたします!




かわむーでした。






※この取材は、本人の同意を得て行なっています。本投稿に使用されている写真の転載は固くお断りいたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

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