みなさんこんにちは、リハノワ.comのかわむーです!
本日は、高齢者の笑顔を作る会社「株式会社 GOBOU」代表で、大人のための体操のお兄さんとしても活動されている「ごぼう先生」を取材してきたので、皆さんにご紹介したいと思います!
普段活動をされる中で感じることや大切にされている熱い想い、そして “介護界のアイドル” として活躍されるごぼう先生の素顔やその魅力に、とことん迫っていきたいと思います!
・実際にごぼう先生の体操でリハビリに励まれている「やっちゃん」の紹介はこちら。
・高齢者の笑顔を作る会社「株式会社 GOBOU」の紹介はこちら。
ごぼう先生のSNSはこちら。
・Twitter
・YouTubeチャンネル(チャンネル登録者数1.51万人 2020.6)
・アメブロ
・Instagram
ぜひ合わせてチェック・ご覧ください。
『ごぼう先生』とは
ごぼう先生は「株式会社 GOBOU」の代表で、介護予防をシニアに伝えるための “大人のための体操のお兄さん” として全国でご活躍されています。
講演活動やDVD・CD、さらにはYouTubeやTwitter・Instagramなど、その情報発信ツールは多岐にわり、多くの世代から支持されている人気上昇中の “介護界のアイドル” です。
<ごぼう先生 略歴>
・愛知県岡崎市出身
・学生時代ボクシングに励み、高校ではインターハイ・国体に出場
・選手時代に腰を痛めた経験や “人と関わる仕事がしたい” との思いから、鍼灸師の学校へと進学
・資格取得後は、大手鍼灸接骨院で勤務
・24歳のときに訪問鍼灸治療を開設
・デイサービスの立ち上げやボランティアの健康体操教室などに関わる
・28歳の5月1日(ごぼうの日)に株式会社GOBOUを設立
・全国での講演会やDVD・YouTubeによる椅子体操の発信を開始
・29歳で喫茶店のような地域密着型デイサービス「リハビリカフェ倶楽部 岡崎店」を開店し、5年3ヶ月間運営
・現在は、全国巡業やDVD・YouTubeの発信に加え、新たな事業や商品開発に向けて勢力的に活動中
ごぼう先生の誕生秘話
シニア世代を始め、多くの世代から大人気のごぼう先生ですが、『ごぼう先生』が生まれた “きっかけ” はなんだったのですか?
鍼灸師の師匠の会社でデイサービスの立ち上げに関わり、その後、独立することを決めました。もともと父親が会社をやっていたこともあり、自分も20代の頃から会社はしたいな、という思いはあったんです。
ボランティアで体操教室に関わっていた頃から、大人のための体操のお兄さんとしてやっていきたいなという思いはありましたが、『ごぼう先生』というキャラクターでいこう!となったのは、、妻の一言がきっかけでした。
家族団欒の時間を過ごしていた時、妻のことを “おもち” と呼んでからかってたんです。そしたら、「あなたはゴボウみたいね」って。
その瞬間、これだーーー!!っと思いましたね。
それが、『ごぼう先生』誕生の瞬間でした。
それから4ヶ月後の2014年の5月に、株式会社GOBOUを設立しました。
なんと!まさか、奥様の一言が『ごぼう先生』の由来になっていたとは…!
夫婦円満な様子がうかがえ、非常にほっこりした気持ちになりました。今でも奥様がDVDやYouTubeの撮影を手伝ってくれていたりと、夫婦二人三脚で歩まれているそうですね。
しかし、『ごぼう先生』のごぼうは『かいごよぼう』から来ているのだとばかり思っていたので、意外でした。野菜の「ごぼう」が最初だったんですね。
そうですね、それはよく言われます(笑)
実は、会社を設立して2年ぐらい経過したある日、デイサービスのスタッフ面接をしている時でした。
その時に受けに来てくれた方から、
「ごぼう先生のごぼうは、介護予防からきてるんですよね?」
と言われ、再び、これだーーー!!っと、なりました。
もちろんその方は採用。ついでにこのキャッチフレーズも採用させていただき(笑)、以後介護予防のごぼう先生として活動させてもらっています。
なるほど!人も言葉もダブルで採用とは(笑)! 収穫おおき面接でしたね。
ごぼう先生の誕生秘話、非常にほっこりとする素敵なお話ばかりでした。
『ごぼう先生』という名前は、年代問わず愛されて非常にキャッチーでいいですよね。私も初めて知った時、心奪われたのを覚えています。
“地域”のごぼうから“日本”のごぼうに
会社を設立され、『ごぼう先生』としての活動が本格的に始まることになると思うのですが、これは“大変だった” ということはなんですか?
最初はとにかく『ごぼう先生』を世に広めるための営業活動に必死でしたね。本当に大変でした。
会社を設立し、定期的な講演会などと並行で、まずは商品であるDVDを2015年3月の時点で5000枚作りました。しかし、僕は販路を詳しく知りませんでした。なので、“どうやったらこれは売れるんだろう” と必死に研究をし、楽天やYouTube、街の事業所に出向いて配ったり、イベントでビラを配ったり、とにかく二年ぐらいは必死になって広報活動をしました。
一年目、二年目と赤字のため非常に厳しい状況を過ごし、本当に “このままやっていていいのかな?” という不安に押しつぶされそうになりました。
しかし、会社を設立してちょうど2年経った頃、転機が訪れました。
立て続けに、2つのテレビ局で特集を組んでいただいたんです。
それ以降、“高齢者” “体操” というキーワードで徐々に皆さんに知っていただき、『ごぼう先生』が一気に全国に広まり始めました。
テレビの力や芸能人の一言というのは、やはり大きいのですね。
番組終了後の4時間で、なんと4ヶ月分も売れたそうで、、、驚きです! ごぼう先生はDVDの発送も全て自らされているそうですが、おそらく数日間は寝る間も無く発送作業に追われたのではないでしょうか。
しかし、それだけ一気に広がっていったのも、ごぼう先生の事業の本質にとても魅力があるから、そして、それがちょうど世間の需要とマッチしていたからなのでしょうね。さすがです。
“高齢者” “体操” の先駆者であるごぼう先生。
ごぼう先生の活動のコンセプトは本当に素晴らしく、私も大好きです! 苦しい状況の時に救いの手が差し伸べられたのも、“本物” を生かすための “必然” だったように感じました。
ありがとうございます。テレビや芸能人の力ってすごいな〜と自分も改めて思いました。
メディアの方にも、自分が伝えたいところをそのまま伝えてもらって、本当に感謝しています。
2年間は本当に辛くて挫けそうになりましたが、2年経って改めて、“発信すること” そしてそれを “続けること” の大切さについて気づかされました。
ひたすら継続していて、本当によかったです。
アイデアを形にしていくのはもちろん大変ですが、私は、“継続すること” はそれ以上に、何倍も何十倍も大変なことだと思っています。
継続の先にある新たな “文化” 。
ごぼう先生が作り出していく新たな文化を、これからも楽しみにしています!
作品を通した思い出作り
『ごぼう先生』として活動される中で、“嬉しかったこと” や “やりがいを感じる瞬間” などはありますか?
作品を作り出し、それを喜んでくれる人がいた時ですかね。
自分の作品(体操)を通して、それがその方々の “思い出作り” になった時は本当に嬉しいですし、お金以上の価値を感じます。
以前、北海道の池田町という人口6000人の町で講演をさせてもらったことがありました。
日曜日によばれたいったのですが、なんと180人ものシニアの方が参加してくださり、さらに、そのうちの半数が僕のことを知ってくれていたんです。
僕が来るまでに、皆さんワクワクしながら待ってくださっていたみたいです。
とても心温まる時間を過ごさせていただきました。
日曜日に180人ものシニアの方々を集結させるとは、、、!
まさに “介護界のアイドル” ですね。
きっと皆さんテレビ(DVDやYouTube)でごぼう先生の体操を見ながら、本物のごぼう先生に会えることをとても楽しみにされていたのですね。そう思うと、動画での発信って、ものすごく価値がありますよね。
そうなんです。
どうやら、シニア世代の方々には「テレビに出てるからすごい」って印象が強いみたいです。たまにテレビの人(芸能人)と間違われることもあります(笑)
皆さんと楽しい時間を共有するために、“先に見ておく” というのは重要なことなのかもしれません。
なので、その環境を作ってくださっている施設の職員さんやご家族の方には本当に感謝しています。
確かに、“あなたの発信を見ている” という事前の環境づくりはかなり大事なことかもしれませんね。
ごぼう先生が、職員の方やご家族の心もぐっと掴んでいるということがよく分かりました。
下の写真は、北海道での講演会の時のものだそうです!
皆さんの笑顔がキラキラとして眩しいですね…!
ちなみにごぼう先生はCDも出されていますが、なななんと!
高齢者用のカラオケ『DKエルダーシステム(第一興商)』でも、コンテンツ内で大人気のようです!
第一興商といえばカラオケのDAMで有名な会社ですよね。そこが、高齢者のために「うたと音楽」の力を使って、楽しみながら継続できる効果的な機能訓練・介護予防を推進するシステムを開発されているのだそうです。
機械の中でも勝ち抜けたことは、自信に繋がりそうですね!
実は、ごぼう先生は近日中にキングレコードから最新曲『白めしブルース』を発売されるそうです!
曲のコンセプトは、“高齢者の食欲を出す” だそう。新曲CDの発売も、楽しみにしています!
“人に伝える” 極意
ごぼう先生が大事にしている “モットー” はなんですか?
とにかく、介護の世界を少しでも明るく、そして、面白くしたい ですね。
お年寄りを笑顔でポジティブにしたいんです。
表情が変われば動きも変わると思い、健康体操を中心に「介護予防」を明るく楽しくお伝えしています。
また、僕が様々な活動をする中で大事にしていることは、“自分自身に完璧を求めすぎない” ということです。これは、作品を作るようになってから思うようになりました。
100点を目指すとなかなか次へと繋がらないんですよね。だから70点で良い、自分の中での70点を目指し、あとの30点は次回への期待という意味を込めて “余白” を残します。
ボクシングの選手時代に培った “舞台に立つ精神” も、今となっては非常に役に立っています。
まず、本番に向けて準備する、そして、ビデオを見て客観視し、弱みや強みを考察する。これは、選手時代も今も同じようにおこなっている事です。
自分が働いている(プレーしている)姿を客観視することは、本当に大事だと思っています。
“介護の世界を少しでも明るく、そして、面白くしたい” という思いのもと、非常に繊細に物事を考えながら一つ一つの活動に取り組まれていることがよく分かりました。
自分に完璧を求めすぎないようにと言われながらも、自分自身を常に客観視しながら分析されていることに、プロフェッショナルを感じました。
ごぼう先生の活動は、講演などの「目の前にいる人に届ける」アプローチと、DVDやYouTubeなど「目の前にはいない(見えない)人に届ける」アプローチに分かれていると思うのですが、“人に伝える” 際に大切にしていることはありますか?
僕のビジョンは『高齢者の笑顔のため』です。
なので、自分の中で楽しく笑顔になれることでないと人には伝わらないと思い、“自分自身が明るく楽しく、全力でバッターボックスに立つ” というのをいつも意識しています。
誰かに怯えてはいいものは作れませんし、人に届けることはできません。
自分の言葉と体験が、生きたもの・カタチとして出せてくると思います。
そういった意味で、『ごぼう先生』というキャラクターだからこそ、どんなことでもチャレンジすることが出来ているかもしれません。
自分が心から楽しいと思えるものを作る。そして、自分を客観視しながらいつも伝え方を考え、変えていく。
これらが、ごぼう先生が多くの世代から支持される秘訣なのだなぁと、改めて感じました。
ごぼう先生から、非常にたくさんのパワーをいただきました。
『ごぼう先生』のこれからのさらなるチャレンジ、ご活躍を心から応援しております!
メッセージ
最後に、この記事を読まれている方に向けて何か “メッセージ” があればお願いします。
おじいちゃんおばちゃん達の健康づくりは、これからもっと必要性が高まってきて、本番がやってくると思います。
もし、高齢者に向けた健康づくりなど何かしら発信していきたいな、と思っている方がいたら、発信ツール(手段)は写真でも動画でも文章でも何でもいいので、“自分の大切にしていること” を “自分の言葉” で持っておいて欲しいなと思います。
それが、どこにいっても必要とされてくる、大切なことなんじゃないかなと思います。
そしてそれらはなるべく早く作って、ブラッシュアップに時間をかけていくことが大事です。
これからの時代、自分の発信を探してくれる人はたくさんいます。
だからこそ、自分が大切にしているものを発信していくことは、これからもっと大事になっていくと思います。
“高齢者の笑顔のため”、想像を絶する努力をされ、継続して来られたごぼう先生の言葉だからこそ、私の胸には非常に深く突き刺さりました。
“自分の大切にしている事に信念を持ち、自分の言葉で発信していく”
自分が正しいと思うことに自信を持って、時代の変化も楽みながら乗り越えていけるよう、ますます精進していかねばなと私も勇気をいただきました。
ごぼう先生、本日はありがとうございました!
以上、本日は高齢者の笑顔を作る会社「株式会社 GOBOU」代表で、大人のための体操のお兄さんとしても活動されている「ごぼう先生」を紹介させていただきました。
一人でも多くの方に、ごぼう先生の素敵な想いがお届けできれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後ともリハノワ.comをよろしくお願いいたします!
かわむーでした。
※この取材は、本人の同意を得て行なっています。また、本投稿に使用されている写真はごぼう先生からお借りして許可を得て掲載しております。問題がある場合はご連絡いただければと思います。
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